第42回日本アカデミー賞最優秀賞が発表。「万引き家族」が最優秀作品賞、最優秀監督賞ほか8部門を受賞。

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第42回日本アカデミー賞の授賞式が3月1日(金)に開催。

「万引き家族」が最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、安藤サクラが最優秀主演女優賞、樹木希林が最優秀助演女優賞、最優秀音楽賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞の8部門、「孤狼の血」が役所広司が最優秀主演男優賞、松坂桃李が最優秀助演男優賞、真木よう子が最優秀助演女優賞、最優秀美術賞、最優秀録音賞の5部門を受賞しました。

最優秀主演男優賞は「孤狼の血」の役所広司最優秀主演女優賞は「万引き家族」の安藤サクラ
最優秀助演男優賞は「孤狼の血」の松坂桃李最優秀助演女優賞は「万引き家族」の樹木希林が受賞。
「カメラを止めるな!」最優秀編集賞、話題賞作品部門、最優秀アニメーション作品賞は「未来のミライ」、最優秀外国作品賞は「ボヘミアン・ラプソディ」が受賞しました。

「万引き家族」
最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、安藤サクラが最優秀主演女優賞、樹木希林が最優秀助演女優賞、最優秀音楽賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞の8部門を受賞。

是枝裕和が監督・原案・脚本・編集を手掛け、リリー・フランキー樹木希林安藤サクラ松岡茉優共演で家族を超えた絆を描いたドラマ。
6月8日(金)に公開され、興収45.3億円。
東京の下町で、生計を立てるため家族ぐるみで軽犯罪を重ねる柴田治とその家族の絆を描く…
第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のバルム・ドール、第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞で外国語映画賞を受賞。第91回アカデミー賞で外国語映画賞にノミネート
是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語っているだけに様々な差別について、そして冒頭の違和感を感じさせる家族関係の理由がわかったとき本当に大切な家族の絆のことについて考えさせられます。

「孤狼の血」
役所広司が最優秀主演男優賞、松坂桃李が最優秀助演男優賞、最優秀美術賞、最優秀録音賞の4部門を受賞。

柚月裕子の小説白石和彌監督役所広司松坂桃李江口洋介共演で映画化した暴力団と警察の抗争を描いた社会派ドラマ。
2018年5月12日(土)に公開され、興収6.7億円。
昭和63年。暴力団対策法成立直前の広島の架空都市の呉原を舞台に、刑事、やくざ、そして女が、それぞれの正義と矜持を胸に、生き残りを賭けて戦う…
久々の暴力映画と東映の融合。衝撃的な映像の連続で見るのが怖くなってくるヤクザ映画の傑作です。

「カメラを止めるな!」
最優秀編集賞、話題賞作品部門を受賞。

映画監督・俳優養成スクール「ENBUゼミナール」のシネマプロジェクト第7弾上田慎一郎が監督・脚本・編集の究極の低予算映画。
2018年6月23日(土)に公開され、興収31.2億円。
山奥の廃虚を舞台に、37分間ワンシーン・ワンカットでゾンビサバイバル映画を撮影する自主映画撮影隊を描く…
37分間ワンシーン・ワンカットで撮影される”One Cut of the Dead”。いかにも自主製作という内容ながら、前半の張り巡らされた伏線が回収されていき、もう一度見たくさせてくれます。

第42回日本アカデミー賞の最優秀賞の受賞リストは次の通りです。
最優秀作品賞
「万引き家族」

最優秀監督賞
是枝裕和 「万引き家族」

最優秀脚本賞
是枝裕和 「万引き家族」

最優秀主演男優賞
役所広司 「孤狼の血」

最優秀主演女優賞
安藤サクラ 「万引き家族」

最優秀助演男優賞
松坂桃李 「孤狼の血」

最優秀助演女優賞
樹木希林 「万引き家族」

最優秀音楽賞
細野晴臣 「万引き家族」

最優秀撮影賞
「万引き家族」

最優秀照明賞
「万引き家族」

最優秀美術賞
「孤狼の血」

最優秀録音賞
「孤狼の血」

最優秀編集賞
「カメラを止めるな!」

最優秀アニメーション作品賞
「未来のミライ」

最優秀外国作品賞
「ボヘミアン・ラプソディ」

新人俳優賞
上白石萌歌 「羊と鋼の森」
趣里 「生きてるだけで、愛。」
平手友梨奈 「響-HIBIKI-」
芳根京子 「累 -かさね-」、「散り椿」
伊藤健太郎 「コーヒーが冷めないうちに」
中川大志 「坂道のアポロン」、「覚悟はいいかそこの女子。」
成田凌 「スマホを落としただけなのに」、「ビブリア古書堂の事件手帖」
吉沢亮 「リバーズ・エッジ」

話題賞
俳優部門 伊藤健太郎 「コーヒーが冷めないうちに」
作品部門 「カメラを止めるな!」

「日本アカデミー賞」公式サイト



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