吉永小百合の120作目の出演作。「北の三部作」として滝田洋二郎監督が堺雅人共演で戦中から戦後の激動の時代を懸命に生き抜いた親子を描いたヒューマン・ドラマ「北の桜守」。
3月10日(土)公開。
戦中から戦後にかけて極寒の北海道で懸命に生き抜いた江蓮てつと息子の修二郎の約30年にわたる軌跡を描く…
1945年、樺太で暮らす江蓮てつはソ連軍の侵攻のため2人の息子と一緒に命からがら北海道の網走までたどり着く。凍てつく寒さと飢えの中、てつたち親子は必死に生き延びる。1971年、アメリカで成功を収めた次男の修二郎は15年ぶりに網走を訪れる。慎ましい生活を送っていた年老いた母の姿を見た修二郎は、母を引き取り札幌で一緒に暮らすことを決める…
北海道の大地を背景にした「北の零年」、「北のカナリアたち」に次ぐ「北の三部作」の集大成として滝田洋二郎が監督、「北の三部作」の那須真知子が脚本を手掛けて映画化。
物語を象徴的に彩る演劇シーンの舞台演出にはケラリーノ・サンドロヴィッチ。
江蓮てつには120作目の出演となる吉永小百合。
次男の修二郎には堺雅人。
修二郎の妻の真理には篠原涼子、てつの夫の徳次郎には阿部寛、親子を見守る山岡には岸部一徳、親子を助ける菅原には佐藤浩市。
戦争の悲惨さと生きることの尊さを伝える物語。