2016年邦画マイベスト。2016年邦画マイベストはどの作品ですか?

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2016年邦画マイベスト。2016年邦画マイベストはどの作品ですか?

2016年邦画マイベスト。1位はやはり新海誠監督「君の名は。」、2位は山崎貴監督、岡田准一主演「海賊とよばれた男」、続いて佐藤浩市主演「64 ロクヨン 前編」「この世界の片隅に」、土屋太鳳、竹内涼真共演「青空エール」、宮沢りえ主演「湯を沸かすほどの熱い愛」

2016年邦画マイベストは次の通りです。
1.「君の名は。」

国内外から注目を集める新海誠監督が「言の葉の庭」から3年ぶりに送り出したオリジナル長編アニメーション。
2016年8月26日(金)に公開され、興収200億円突破(予測)
見知らぬ者同士であった田舎町で生活している少女と東京に住む少年が奇妙な夢を通じて導かれていく…
新海誠監督らしい透明感あふれる映像とストーリー展開。ファンタジーな世界に引き込まれていき、「きみの名は。」というタイトルの意味がわかったときますます感動させられます。新海誠監督の今後の活躍に期待です。

2.「海賊とよばれた男」

百田尚樹のベストセラー小説山崎貴監督岡田准一主演で映画化したドラマ。
12月10日(土)公開。
明治から昭和の激動の時代を舞台に国岡鐡造が名もなき一青年から身を興し、やがて石油事業を通じて戦後の日本に大きな勇気と希望を与えていく…
信念を貫くこと、信じ合える仲間との絆の大切さを国岡鐡造の生きざまとともに教えてくれます。岡田准一のさらに深まった演技も光ります。

3.「64 ロクヨン 前編」

2013年「このミステリーがすごい!」第1位の横山秀夫の人気小説瀬々敬久監督佐藤浩市主演で映画化した2部作の前編。
5月7日(土)公開。
平成へと年号が変わる直前の昭和64年に起きた未解決の誘拐事件「ロクヨン」をめぐり、県警警務部の広報官を主人公に警察内部の対立や県警記者クラブとの衝突などを描く…
誘拐事件「ロクヨン」に関わる人々のドラマが重厚に描かれていて、最後まで目の離せない展開にワクワクさせられます。後編はストーリーを追い過ぎてしまった感がありました。

4.「この世界の片隅に」

戦争の中での人間のたくましさを描いたこうの史代のコミック片渕須直監督がアニメーション映画化。
11月12日(土)公開。
戦時中の広島県呉市を舞台に、ある一家に嫁いだ少女すずが戦禍の激しくなる中で大切なものを失いながらも前向きに生きようとする…
戦争の悲惨さを描いているのに、ほのぼのとした色彩とタッチで人間のたくましさが描かれていて、力強く生きていくことの大切さを改めて教えられました。作品の内容だけでなく、いろんな意味で見ておくべき作品です。

5.「青空エール」

河原和音の人気コミック三木孝浩監督土屋太鳳竹内涼真共演で実写映画化した青春ストーリー。
8月20日(土)公開。
初心者ながら吹奏楽の名門校に入学した女子高生の小野つばさと同級生の野球部員の山田大介が互いへの気持ちを胸に、共に励まし合いながら甲子園を目指す姿を描く…
壁にぶつかっても、大切な仲間たちと支え合い、前に向かっていく。10代ならではの純粋な気持ちがあまりにもストレートに描かれていて、土屋太鳳と竹内涼真の純粋な演技にもやられました。

6.「湯を沸かすほどの熱い愛」

商業映画デビュー作となる中野量太監督宮沢りえ主演で描いた家族の愛の物語。
10月29日(土)公開。
余命宣告を受けた双葉が行方不明の夫を連れ戻すことをはじめ、最後の四つの願い事をかなえようと奔走する…
余命宣告を受けた双葉のあくまでも前向きな姿、その母親に影響され、徐々に成長していく娘たち。湯を沸かすけどの熱い愛の形には感動させられます。双葉を演じる宮沢りえと娘を演じる杉咲花の演技がさらに感動を呼びます。

7.「何者」

朝井リョウのベストセラー小説を「愛の渦」の三浦大輔監督佐藤健菅田将暉有村架純共演で映画化した青春ドラマ。
10月15日(土)公開。
就職活動に励む大学の同級生5人の関係がSNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする本音や自意識によって変わっていく…
就職活動を通して自分が「何者」かを模索する5人の大学生の本音がリアルに描かれていて、ラスト5分はほとんどホラー映画。彼らの本音には背筋が凍ります。

8.「怒り」

吉田修一の小説李相日監督渡辺謙綾野剛松山ケンイチ広瀬すず森山未來宮崎あおい妻夫木聡共演で映画化したミステリー。
9月17日(土)公開。
「怒」という血文字を残した未解決の夫婦殺人事件をきっかけに千葉、東京、沖縄に住む3組の人々の心に疑念が蔓延し、人間の”信じたい”感情にゆがみを与えていく…
様々な「怒り」の形がひしひしと伝わってきて、沸々とした「怒り」の気持ちが湧いてきて、やるせない気持ちにさせられつつ、「怒り」に対して考えさせられます。

9.「ちはやふる 上の句」

末次由紀の大人気コミック小泉徳宏監督広瀬すず野村周平真剣佑共演で実写映画化した青春ドラマの二部作の前編。
3月19日(土)公開。
「競技かるた」に情熱をかける女子高生の千早と仲間たちのひたむきな情熱や夢を描く…
競技かるたに打ち込む千早と仲間たちのひたむきな情熱や夢。夢に向かっていく純粋な気持ち、夢が育み、さらに強くしていく仲間たちとの絆の大切さを教えてくれます。広瀬すずの新鮮な演技が光ります。「ちはやふる 下の句」はみんながまとまってしまっていて、さらに上を目指してしまい、「上の句」の熱さが薄れてしまったように感じました。

10.「アイアムアヒーロー」

花沢健吾のベストセラーコミック佐藤信介監督大泉洋主演で実写映画化したパニック・ホラー。
4月23日(土)公開。
冴えない漫画家アシスタントの鈴木英雄が謎のウィルスによって「ZQN(ゾキュン)」と呼ばれるゾンビと化した人々に襲われ、逃亡の道中で出会った女子高生の比呂美と元看護師の藪とともにサバイバルしていく…
R15ならではのグロテスクな描写もありながら日本映画の可能性を追求したパニック・ホラーに仕上がっています。



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