「スター・トレック イントゥ・ダークネス」鑑賞。3Dならではの映像美と矢継ぎ早に展開する濃厚なドラマ。

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「スター・トレック イントゥ・ダークネス」鑑賞。
スター・トレック イントゥ・ダークネス02
濃厚なドラマが矢継ぎ早に展開し、一瞬たりとも見逃せない密度の濃いストーリーを見せてくれ、そこに3Dならではの奥行きあふれる映像が展開。
「スター・トレック」のファンでなくても思いっきり満足させてくれます。ファンであれば、さらに楽しめる内容です。

1. J.J.エイブラムスが描く映像美
前作で全く新しい「スター・トレック」を見せてくれたJ・J・エイブラムスが今回はさらにパワーアップ。
宇宙空間の奥行きや広がりを3D映像を使って、無限に感じるかのように表現していて、さらにジェームズ・T・カークとスポットの友情、エンタープライズ号のクルーたちの関係、そして今回新しく登場する冷酷なジョン・ハリソンとエンタープライズ号との関係など、濃厚なドラマが矢継ぎ早に展開し、一瞬たりとも見逃せない密度の濃いストーリーを見せてくれます。

2. ジェームズ・T・カークとスポットとの友情
ジェームズ・T・カークにはクリス・パイン、スポックにはザカリー・クイント
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前作では二人の出会いが描かれていましたが、今回は二人の友情の物語が展開します。
冒頭では相反するカークとスポック。その二人がいかにお互いを認め合い、信頼していくのか、が丁寧に描かれていて、そこに様々なストーリーが絡み合ってきて、さらに深いドラマが展開していきます。

3. ジョン・ハリソンを演じるベルディクト・カンバーバッジ
世界滅亡を企む謎の男ジョン・ハリソンにはBBCのTVシリーズ「SHERLOCK シャーロック」など今注目のベネディクト・カンバーバッチ
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このジョン・ハリソンはややもするとジェームズ・T・カークとスポットを上回るだけの存在感を見せてくれて、ベネディクト・カンバーバッチが演じているからこその迫力です。
ジョン・ハリソンが一体何の目的で宇宙艦隊の壊滅を企らんだのか、なぜそこまで冷酷に徹することができるのか、最後の最後まで飽きさせることのない展開です。

4. エンタープライズ号のクルーたちの人間関係
ベルディクト・カンバーバッジに押されがちですが、エンタープライズ号のメインのクルーたちもそれぞれ見所があります。
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エンタープライズ号の機関主任のスコッティ・スコットを演じるサイモン・ペグ。サイモン・ペグならではのコミカルな演技に笑わせてもらいつつも、頼りになる機関主任をさらに頼りにさせてくれるような動きを見せてくれます。
カール・アーバン演じる船医のレナード・マッコイ、ゾーイ・サルダナ演じる通信士官のウフーラ、ジョン・チョウ演じる主任パイロットのヒカル・スールーなどエンタープライズ号のクルーそれぞれにも見所があって、これからのエンタープライズ号の中でいかに中枢の人物になっていくのか、が垣間見られていて、ここも見所です。
様々な人間関係が濃厚に描かれていて、満足させてくれます。

「スター・トレック」と聞くとちょっと引くところがあったのですが、前作に引き続き、今回もJ・J・エイブラムスらしい映像と濃厚な人間関係を描いたドラマが展開し、期待以上に楽しめる作品です。
矢継ぎ早にドラマが展開するので、都合良すぎる展開なところもありますが、それを上回る出来です。
見終わった後、しばらくはマイケル・ジアッキーノのテーマ曲の旋律が耳に残り、その映像の美しさも忘れることができませんでした。
この作品は3Dで大スクリーンで、大画面で楽しむのが一番です。

「スター・トレック イントゥ・ダークネス」公式サイト

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