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3月3日は映画監督のジョージ・ミラーの誕生日。監督作でどの作品が好きですか?




3月3日は映画監督のジョージ・ミラーの誕生日。監督作でどの作品が好きですか?

ジョージ・ミラーは1945年3月3日にオーストラリアのクイーンズランド州ブリスベンで生まれました。
学生時代に短編映画を制作し、グランプリを受賞。テレビと映画業界で働くようになり、短編を制作。
1979年「マッドマックス」で長編映画デビュー。
その後「イーストウィックの魔女たち」「ロレンツォのオイル/命の詩」「ベイブ/都会へ行く」「ハッピー フィート」、2015年に30年ぶりに再起動させた「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を監督。脚本や製作にも携わってきました。

ジョージ・ミラーの主な監督作は次の通りです。
「マッドマックス」(原題 Mad Max)

メル・ギブソン主演のバイオレス・アクションの第1弾。ジョージ・ミラーは監督・脚本。
1979年12月15日(土)に公開され、配収11億円。
妻子を殺された元警官のマックスが対暴走族追跡専用パトカーを駆って、壮絶な復讐を果たしていく…
全編で繰り広げられる壮絶なカーチェイスと残酷描写。メル・ギブソンを一躍スターダムに押し上げた近未来バイオレンスの傑作です。

続編として「マッドマックス2」(原題 Mad Max2: The Road Warrior)が1981年12月26日(土)に公開され、配収9.3億円。

精油基地を守る一団と暴走族の抗争に遭遇したマックスは孤独な戦いに身を投じていく…

第3弾「マッドマックス/サンダードーム」(原題 Mad Max Beyond Thunderdome)は1985年6月29日(土)に公開され、配収7.67億円。

荒涼たる砂漠と化した近未来の地球を舞台に砂漠を彷徨う孤独な戦士マックスは女帝アウンティの罠に落ちる…

「イーストウィックの魔女たち」(原題 The Witches of Eastwick)

ジャック・ニコルソンシェールスーザン・サランドンミシェル・ファイファー共演で男運に恵まれない3人の熟女とその前に現れたダンディな悪魔の関係を描いたブラック・コメディ。
1987年10月3日(土)に公開され、配収1.63億円。
かつて魔女狩りが行われた町イーストウィックを舞台に超能力が突然身についた3人の熟女たち。町の屋敷を買った謎の男が彼女たちを誘惑したことから奇怪な事件が連続するようになる…
ジョージ・ミラー監督ならではの怒涛のアクションの中で展開する奇想天外なセクシャル・コメディ。4人の競演が思いっきり楽しめます。

「ロレンツォのオイル/命の詩」(原題 Lorenzo’s Oil)

ニック・ノルティスーザン・サランドン共演による実話に基づいたヒューマン・ドラマ。ジョージ・ミラーは監督・脚本・製作。
1993年5月15日(土)公開。
「副腎ジストロフィー」という不治の病に冒された5歳の息子を救うために必死に病と闘い続けた夫婦の愛と葛藤を描く…
生命の大切さを改めて教えてくれ、ニック・ノルティ、スーザン・サランドンの熱演が物語をさらに深くしてくれます。

「ベイブ/都会へ行く」(原題 Babe: Pig in the City)

ディック・キング・スミスの童話をCGとアニマトリックスを使って映画化したファンタジーの第2弾。ジョージ・ミラーは監督・脚本・製作。
1999年3月6日(土)に公開され、配収2億円。
牧場の危機を救うため世界一の’牧羊豚’ベイブが生まれて初めての都会で大冒険!!
前作よりもさらに進化したCGとアニマトリックスを使った動物たちの”リアル”な演技。都会を舞台にベイブが大活躍。

1996年公開の第1作「ベイブ」(原題 Babe)ではジョージ・ミラーは脚本・製作を担当。

「ハッピー フィート」(原題 Happy Feet)

南極に暮らす皇帝ペンギンたちの世界を歌と踊りで綴るファンタジー・ミュージカル・アニメーション。ジョージ・ミラーは監督・脚本・製作。
2007年3月17日(金)に公開され、興収14.5億円。
歌が命の皇帝ペンギンの世界で音痴だけどタップダンスが得意のマンブルが周囲のイジメや無理解を乗り越え自分の生き方を貫こうとする…
第79回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞。
いじめ、環境問題など、現代が抱える問題をコミカルに描いていて、感動させてくれます。

続編「ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊」(原題 Happy Feet2)が2011年11月26日(金)公開。

息子のエリックとの関係に頭を悩ませるダンスの達人ペンギンのマンブルがペンギン世界を揺るがす大きな危機に立ち向かう…

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(原題 Mad Max Fury Road)

創始者であるジョージ・ミラー監督が30年ぶりに再起動。トム・ハーディシャーリーズ・セロン共演で描いたアクション・シリーズの最新作。ジョージ・ミラーは監督・脚本・製作。
2015年6月20日(土)に公開され、興収16億円。
荒廃した近未来を舞台に妻子を殺された男マックスが恐怖と暴力で民を支配する凶悪なイモータン・ジョーと壮絶なバトルを繰り広げる…
第88回アカデミー賞で美術賞、衣装デザイン賞、編集賞、音響編集賞、録音賞、メイク・ヘアスタイリング賞の6部門を受賞。
ジョージ・ミラー監督が30年ぶりに再起動しただけあって、「マッドマックス」シリーズの最高峰ともいえるアクションの連続。トム・ハーディとシャーリーズ・セロンの迫真の演技が光ります。

2016年には第69回カンヌ国際映画祭の審査委員長を務めるなど、これからのさらなる活躍が期待されるジョージ・ミラー監督。監督作でどの作品が好きですか?



喜劇王チャップリンが機械化社会を笑いで風刺した傑作喜劇「モダン・タイムス」、NHK BSプレミアムで3月3日(水)放送。




喜劇王チャップリンが機械化社会を笑いで風刺した傑作喜劇「モダン・タイムス」、NHK BSプレミアムで3月3日(水)放送。
モダン・タイムス
喜劇王チャップリンが監督・製作・脚本・音楽を手掛け、機械化社会を笑いで風刺した傑作喜劇「モダン・タイムス」(原題 Modern Times)
全米では1936年2月5日(金)、日本では1938年2月9日(土)公開。
機械工場でねじ回しの作業をするチャップリンは単純作業を繰り返しやっていくうちにその動作がとまらなくなってしまい、病院に送られることになる…

文明という名の機械化の波があれよあれよという間に押し寄せてきた1930年代。工場で働くチャーリーは、スパナを両手に次々と送られてくるベルトコンベアーの部品にネジを締めていた。その動作がとまらなくなってしまい、病院に送られてしまう…

チャーリー・チャップリンが監督・製作・脚本・音楽を手掛け、機械化社会を笑いで風刺した傑作喜劇。
チャーリーが巨大な歯車に巻き込まれる場面、絶妙のパントマイム、ローラースケートの至芸、チャップリンが初めて歌声を聞かせた「ティティナ」、放浪紳士チャーリーと少女が手を取りあって歩き去るラストシーン。

映画史上に残る爆笑と感動の名場面が続々と展開、今だ色あせることのない名作です。

★「モダン・タイムス」(字幕スーパー)
NHK BSプレミアム
3月3日(水)
13:00~14:28