11月30日は映画監督のリドリー・スコットの誕生日。監督作でどの作品が好きですか?
リドリー・スコットは1937年11月30日にイングランドのサウス・シールズで生まれました。
数多くのCFを制作し、各国の国際映画祭で数々の賞を受賞し、映画界に進出。
「エイリアン」が世界的大ヒット、「ブレードランナー」で数多くのファンを獲得。
「グラディエーター」で第73回アカデミー賞で作品賞ほか5部門、第58回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の作品賞と作曲賞、「オデッセイ」で第73回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門の作品賞、男優賞を受賞、2003年にナイトの称号を授与されています。
リドリー・スコットの主な監督作品は次の通りです。
★「エイリアン」(原題 Alien)
シガーニー・ウィーバー主演のSFホラーの金字塔であるシリーズ第1作。
1979年7月21日(土)に公開され、配収14.5億円のヒット!!
謎の地球外生命体に遭遇したノストロモ号。卵から飛び出したエイリアンが隊員に寄生して乗組員は次々に殺され、残されたリプリーは宇宙船内を逃げ惑う…
第52回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞。
リドリー・スコット監督とシガーニー・ウィーバーの出世作であり、H・R・ギーガーを始めとする美術の素晴らしさとリドリー・スコット監督ならではの映像が光るSFホラーの金字塔です。
「エイリアン」の物語の前日譚を描いた「プロメテウス」(原題 Prometheus)を自ら監督。
2012年8月24日(金)に公開され、興収18.1億円の大ヒット。
古代遺跡で人類史上最大の謎を解き明かす手がかりを発見した調査団は、宇宙船プロメテウス号に乗り、未知の惑星を訪れる…
★「ブレードランナー」(原題: Blade Runner)
フィリップ・K・ディックのSF小説をハリソン・フォード主演で映画化したカルト的人気を誇るSF映画の傑作。
1982年7月3日(土)に公開され、配収2.7億円。
舞台は2019年の酸性雨が降る未来都市ロサンゼルス。反乱を起こし手配中の人造人間=レプリカントらと、彼らを追跡し命を絶つ特別捜査班ブレードランナーとの戦いが展開する…
リドリー・スコット監督らしい映像が満載で、後のSF映画に多大な影響を与え、現在でも様々な議論を呼び続ける映画史に残るSF映画の金字塔。何度見ても味わい深い作品です。
★「ブラック・レイン」(原題 Black Rain)
マイケル・ダグラス、高倉健、松田優作共演で日米の刑事の活躍と友情の絆を描いたポリス・アクション。
1989年10月7日(土)に公開され、配収13.5億円のヒット。
NYで起きた殺人事件の犯人の佐藤を逮捕したニックとチャーリーは、大阪へ護送中に佐藤を取り逃がしてしまう…
リドリー・スコット監督の独特の映像で、大阪の街を舞台に日米の刑事たちが協力してヤクザと戦う物語を描いていて、高倉健、松田優作ほか豪華な日本人キャストでも話題になった作品です。
★「グラディエーター」(原題 Gladiator)
ラッセル・クロウ主演でローマ帝国の時代、将軍から剣闘士となった男の数奇な運命を描いた史劇スペクタクル大作。
2000年6月17日(土)に公開され、興収15.6億円の大ヒット。
巨大ローマ帝国に敢然と闘いを挑んだ、一人の剣闘士(グラディエーター)の姿を壮大なスケールで描く…
第73回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、衣装デザイン賞、録音賞、視覚効果賞の5部門、第58回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の作品賞と作曲賞を受賞。
何度見ても色あせることのない歴史スペクタクル超大作。リドリー・スコット監督らしい映像とラッセル・クロウの演技は見所です。
★「ブラックホーク・ダウン」(原題 Black Hawk Down)
ジョシュ・ハートネット、オーランド・ブルーム共演で1993年にソマリアで起こった壮絶な市街戦を描いた戦争アクション。
2002年3月30日(土)に公開され、興収13億円のヒット。
ソマリアの首都・モガディシオに降り立った100人の米軍特殊部隊。しかし1時間で終了するはずの任務は、想像を絶する事態に陥ってしまう…
第74回アカデミー賞で編集賞、音響賞の2部門を受賞。
1993年のソマリアで起きた壮絶な市街戦の模様を、生々しい体感映像で再現。15時間に及ぶ戦闘の間、兵士たちが何を見て、何を感じたかを余すことなく描いていて、必見です。
★「オデッセイ」(原題 The Martian)
アンディ・ウィアーによる驚異的なベストセラー小説をマット・デイモン主演で映画化したSFサバイバル・ドラマ
2016年2月5日(金)公開。
たったひとりで火星に取り残された宇宙飛行士マーク・ワトニーとワトニーを助けようと奮闘する人々の姿を描く…
第73回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門の作品賞、男優賞の2部門を受賞。
火星での究極のサバイバルを軽妙なテンポで明るく描きつつ、あきらめない気持ちの大切さを教えてくれます。マット・ディモンの演技が光ります。
これからもさらなる活躍を期待したいリドリー・スコット監督。監督作でどの作品が好きですか?