11月28日は映画監督のアルフォンソ・キュアロンの誕生日。監督作で一番好きなのはどの作品ですか?
アルフォンソ・キュアロンは1961年11月28日にメキシコシティで生まれました。
2004年に「ハリー・ポッター」シリーズの第3弾「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」に抜擢され、2006年「トゥモロー・ワールド」でヴェネチア国際映画祭でオゼッラ賞(技術貢献賞)を受賞。
2013年「ゼロ・グラビティ」で第86回アカデミー賞で監督賞ほか7部門、第71回ゴールデン・グローブ賞で監督賞を受賞しました。
アルフォンソ・キュアロンの主な監督作品は次の通りです。
★「大いなる遺産」(原題 Great Expectations)
チャールズ・ディケンズの名作をイーサン・ホーク、グウィネス・パルトロウ共演で映画化したラブ・ストーリー。
1998年6月20日(土)公開。
田舎町に住む少年、フィンは資産家の美しい少女エステラと出会い、恋に落ちるが、エステラは突然ヨーロッパへ旅立つ。7年後、ニューヨークで再会し、再び恋に落ちるが、エステラはまた姿を消してしまう…
チャールズ・ディケンズの名作を舞台を現代のアメリカに移し、官能的に、そしてスタイリッシュに映画化したラブ・ストーリー。イーサン・ホーク、グウィネス・パルトロウの名演が光ります。
★「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」(原題: Harry Potter And The Prisoner Of Azkaban)
J.K.ローリング の世界的ベストセラー小説をダニエル・ラドクリフ主演で映画化したシリーズ第3作。
2004年6月26日(土)に公開され、興収135億円の大ヒット。
13歳になったハリーを待ち受けるのは、かつてない危機と驚愕の真実。両親を死に追いやった凶悪犯シリウス・ブラックの脱獄に迫り来る恐怖。不吉な死の予言さえ告げられる中、ハリーが直面する両親の死の真相。今まで見えなかったものが見え始め、わからなかったことがわかり始める…
クリス・コロンバス監督のファンタジー色の強い前2作に比べると大人に成長しようとするハリー・ポッターの成長などがしっかり描かれ、シリーズの転換となる重要な作品に仕上がっています。
★「トゥモロー・ワールド」(原題 Children of Men)
クライブ・オーウェン、ジュリアン・ムーア共演で描いた近未来SFサスペンス。
2006年11月18日(土)に公開され、興収5億円。
人間が繁殖能力を失った時代、人類の未来を背負う少女をめぐって激しい争奪戦が繰り広げられる…
クライマックスの戦闘シーンでの長回しをはじめ技巧を駆使した臨場感あふれる映像表現が高く評価され、ヴェネチア国際映画祭でオゼッラ賞(技術貢献賞)を受賞。アルフォンソ・キュアロン監督らしい映像が楽しめる作品です。
★「ゼロ・グラビティ」(原題: Gravity)
サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー共演で無重力(ゼロ・グラビティ)の宇宙空間に取り残された宇宙飛行士のサバイバルを描いたSFサスペンス。
2013年12月13日(金)に公開され、興収30億円突破の大ヒット。
《無限の宇宙》に取り残された宇宙飛行士が、酸素・重力・生存率《ゼロ》の極限状態に立ち向かう…
第86回アカデミー賞で監督賞、視覚効果賞、音響編集賞、録音賞、撮影賞、編集賞、作曲賞の7部門、第71回ゴールデン・グローブ賞で監督賞を受賞。
宇宙空間を一緒に漂っているような錯覚になるような映像と飽きさせないストーリー展開の連続。無重力空間の中で生き延びるために最後まであきらめないサンドラ・ブロックの迫真の演技。過去のSF映画作品ーのオマージュも楽しめて、最高の時間が味わえます。
これからもさらなる活躍を期待されるアルフォンソ・キュアロン監督。監督作で一番好きなのはどの作品ですか?