11月8日は名優アラン・ドロンの誕生日。主演作で一番好きなのはどの作品ですか?
アラン・ドロンは1935年11月8日にフランスのパリ郊外のオー=ド=セーヌ県ソーで生まれました。
1960年「太陽がいっぱい」で世界的に注目を集め、その後「地下室のメロディー」、「冒険者たち」、「さらば友よ」など数多くの作品に主演。
1984年「真夜中のミラージュ」でセザール賞主演男優賞を受賞しました。
アラン・ドロンの主な主演作品は次の通りです。
★「太陽がいっぱい」(原題 Plein Soleil)
「禁じられた遊び」の名匠ルネ・クレマン監督のピカレスク・サスペンス。
1960年6月11日(土)公開。
舞台は眩しい陽光が照りつける美しい南イタリア。貧しいアメリカ青年のトム・リプリーは、女遊びに明け暮れる金持ちの友人のフィリップを殺して彼になりすまし、富も恋人も手中に収めようとする…
南イタリアの美しい景観、哀愁漂うニーノ・ロータの音楽、そして憂いを含んだアラン・ドロン。いつ見ても色あせることのないサスペンスの傑作です。
アラン・ドロンは屈折した青年トム・リプリーを演じ、世界的に注目を集め、大スターになるきっかけになった作品です。
★「地下室のメロディー」(原題 Mélodie en sous-sol)
アンリ・ヴェルヌイユ監督がジャン・ギャバン共演で描いた犯罪アクション。
1963年8月17日(土)公開。
刑期を終えて出所した老ギャングのシャルルは、獄中で知り合った若者のフランシスと組み、カジノの大金強奪を企み、計画を実行する…
洗練されたモノクロの映像、モダンジャズの音楽、そして何より主人公2人の卓越した心理描写が光るフランス映画史に残る名作です。
アラン・ドロンはフランシス・ヴェルロットを演じ、大御所ジャン・ギャバンに負けない演技を披露。
★「冒険者たち」(原題 Les Aventuries)
青春の鎮魂歌とも言うべきロベール・アンリコ監督の永遠の名作。フランソワ・ド・ルーベの名曲に乗せて、太陽が眩しく照りつける大海原にきらめく、愛と友情のアドベンチャー・ロマン。
1967年5月18日(土)公開。
助け合いながら、それぞれの夢を追っていた3人の若者が挫折を迎えたことで、アフリカのコンゴ海岸に沈んだ財宝を探す冒険へ旅立つ…
アラン・ドロンはパイロットのマヌーを演じ、眩しい太陽と青い海の元に展開する青春の光と影を描きだし、何度見ても色あせることのない青春映画の名作です。
★「さらば友よ」(原題 Adieu l’ami)
ジャン・エルマン監督がチャールズ・ブロンソン共演で描いたクライム・サスペンス。
1968年10月20日(土)公開。
アルジェリアから帰還した軍医と戦争帰りのアメリカ人が、ある女に奇妙な依頼を受けたことから銀行の金庫に閉じ込められてしまう…
アラン・ドロンはアルジェリア戦争から帰還した軍医ディノ・バランを演じ、チャールズ・ブロンソンとともに犯罪に生きる男たちの魅力をたっぷり描き出した名作です。
https://www.youtube.com/watch?v=EreWsNvtHIY
様々な作品に主演してきたアラン・ドロン。
アラン・ドロンの主演作で一番好きなのはどの作品ですか?