12月26日は作家の藤沢周平の誕生日。山田洋次監督が映画化した3作で一番好きなのはどの作品ですか?

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12月26日は作家の藤沢周平の誕生日山田洋次監督が映画化した3作で一番好きなのはどの作品ですか?
藤沢周平
藤沢周平は1927年12月26日に山形県鶴岡市で生まれました。
剣豪小説「隠し剣」シリーズ「蝉しぐれ」「たそがれ清兵衛」など江戸時代を舞台に、庶民や下級武士の哀歓を描いた時代小説を数多く執筆してきました。
数多くの作品が映画化、テレビドラマ化され、山田洋次監督が「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」そして「武士の一分」の3作品を映画化しました。
この3作で一番好きなのはどの作品ですか?

「たそがれ清兵衛」
たそがれ清兵衛
「たそがれ清兵衛」「竹光始末」「祝い人助八」の3つの短編を真田広之宮沢りえ共演で映画化。
2002年11月2日(土)に公開され、興収16億円のヒット。
幕末に生きた名もない下級武士とその家族の姿を、徹底したリアリズムの中で叙情溢れるタッチで描く…
第26回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞ほか国内の数々の賞を独占し、第76回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネート
山田洋次監督にとって本格時代劇は初の挑戦となった作品で、幸せについてしみじみと考えてしまう、山田洋次監督らしい演出で見せてくれる見応えがあり、日本映画史に残る時代劇の最高傑作です。

「隠し剣 鬼の爪」
隠し剣 鬼の爪
剣豪小説「隠し剣」シリーズの「隠し剣鬼ノ爪」「雪明かり」という2つの短編を永瀬正敏松たか子共演で映画化。
2004年10月30日(土)に公開され、興収9億円。
幕末を迎えた頃の東北の小藩・海坂藩を舞台に、下級武士である片桐宗蔵と片桐家に奉公に来た娘・きえの切ない恋の行方を、繊細なタッチで綴る…
山田洋次監督らしく予定調和なストーリーに勧善懲悪、理想主義を取り入れ、気持ちのいい爽やかさが残る映画です。
https://www.youtube.com/watch?v=DzQ2eMYlU08
「武士の一分」
武士の一分
「隠し剣秋風抄」に収録されている「盲目剣谺返し」木村拓哉壇れい共演で映画化。
2006年12月1日(金)に公開され、興収41.1億円の大ヒット!!
藩主の毒見役を務め、食中毒で視力を失った三村新之丞。失意に暮れる夫を献身的に支えていた妻の加世は、今後の相談のため上級武士である島田のもとを訪ねる…
夫婦の愛の物語であり、白刃閃く復讐譚も描かれていて、山田洋次らしい作品です。
https://www.youtube.com/watch?v=J59qJBjyujg
他にも「蝉しぐれ」「必死剣 鳥刺し」なども映画化されました。
そして1989年に第37回菊池寛賞、1994年に朝日賞を受賞。
1995年には紫綬褒章を受章し、1997年1月26日に肝不全のため逝去されました。

藤沢周平の原作を山田洋次監督が映画化した「たそがれ清兵衛」、「隠し剣 鬼の爪」そして「武士の一分」の3作で一番好きなのはどの作品ですか?

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