8月25日はティム・バートンの誕生日。監督作の中でどの作品が好きですか?
ティム・バートンは1958年8月25日にカリフォルニア州バーバンクで生まれました。
カリフォルニア芸術大学でアニメーションの勉強とし、ウォルト・ディズニー・スタジオで1982年「ヴィンセント」を初監督。
1984年に「フランケンウィニー」を監督。
その作品がきっかけで、1985年「ピーウィーの大冒険」で長編作品を初監督。
そして1989年「バットマン」が大ヒット。
ティム・バートンの主な監督作品は次の通りです。
★「ビートルジュース」(原題 Beetlejuice)
マイケル・キートン、 ジーナ・デイヴィス共演で描いた奇想天外なホラー・コメディ。
1988年12月10日(土)に公開され、配収2.39億円。
突然死んでしまった新婚カップルの幽霊が自分たちの住んでいた家に引っ越してきた一家を追い出そうと、霊界から人間退治のプロのバイオ・エクソシスト「ビートルジュース」を呼び出してしまう…
第61回アカデミー賞メイクアップ賞を受賞。
ティム・バートン監督の原点ともいえる作品で、ハリー・べラフォンテの名曲「バナナ・ボート」に合わせて踊るシーンは最高です。マイケル・キートンの悪ノリぶりも楽しめます。
★「バットマン」(原題 Batman)
DCコミックの人気ヒーローをマイケル・キートン主演で映画化。ジョーカーにはジャック・ニコルソン。
1989年12月2日(土)に公開され、配収34.7億円。
ティム・バートンらしいダークな映像の中、ゴッサム・シティの闇にはびこる悪を粉砕するバットマンと、犯罪組織のボス・ジョーカーの戦いを描く…
ティム・バートン監督らしい映像の中、繰り広げられる闇のヒーロー、バットマンとジョーカーの戦い。ジョーカーを演じるジャック・ニコルソンのぶっ飛んだ演技が光ります。
大ヒットを受けて1992年「バットマン リターンズ」(配収14億円)を監督。
★「シザーハンズ」(原題 Edward Scissorhands)
ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー共演で描いた両手がハサミの人造人間のエドワードのおかしく悲しく美しいラブ・ストーリー。
1991年7月13日(土)に公開され、配収5.6億円。
ハサミの手のせいで触れるものを傷付けてしまう人造人間のエドワード・シザーハンズと少女との恋の行方を描く…
ティム・バートンとジョニー・デップの初めての出会いともなった「シザーハンズ」。何度見ても色あせることのない、キュンとなる傑作ファンタジーです。
★「スリーピー・ホロウ」(原題 Sleepy Hollow)
ジョニー・デップ主演で18世紀末の田舎町で起こった”首なし騎士”による連続殺人事件を描いたミステリー・ホラー。
2000年2月26日(土)に公開され、配収19億円。
1799年、N.Y.郊外の村”スリーピー・ホロウ”で”首なし騎士”が村人の首を斬るという連続殺人事件が発生。市警のイカボッド・クレーンが捜査に乗り出す…
首なし騎士を具現化した見事な映像やティム・バートン監督らしい不気味でユーモラスな美術が満載です。
★「チャーリーとチョコレート工場」(原題 Charlie And The Chocolate Factory)
ジョニー・デップ主演でロアルド・ダールの古典的児童書を映画化したファンタジー。
2005年9月10日(金)に公開され、興収53.5億円。
ウィリー・ウォンカが経営する謎に満ちたチョコレート工場に、5人の子どもたちが招待され、驚くべき体験をする…
ティム・バートンらしいブラック&シニカルなテイストが満載。ダニー・エルフマンの音楽と歌も最高。
★「アリス・イン・ワンダーランド」(原題 Alice In Wonderland)
ジョニー・デップ、ミア・ワシコウスカ共演でルイス・キャロルの小説のその後を描いたファンタジー。
2010年4月17日(金)に公開され、興収118億円。
ルイス・キャロルのファンタジー小説にティム・バートン監督が独自のオマージュを捧げ、全く新しい”アリスのその後の世界”を描く…
第83回アカデミー賞で美術賞、衣装デザイン賞を受賞。
ティム・バートン監督らしいダークなファンタジーな世界に、主役を食うジョニー・デップのマッドハッター。ヘレナ・ボナム=カーターのぶっ飛んだ演技。楽しめます。
★「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」(原題 Miss Peregrine’s Home for Peculiar Children)
ランサム・リグズのベストセラー小説「ハヤブサが守る家」をエヴァ・グリーン主演で映画化したダーク・ファンタジー。
2017年2月3日(金)に公開され、興収12.1億円。
奇妙な子どもたちが住む人里離れたミス・ペリグリンの児童養護施設にやってきた少年ジェイコブの不思議な体験…
ティム・バートン監督らしい独特の世界観は薄まった印象はありますが、切ないファンタジーとして楽しめます。
他にも「マーズ・アタック!」、「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」、そして1984年に自身が原案・監督した作品を”白黒3D”でストップモーション・アニメーション化した「フランケンウィニー」、「ビッグ・アイズ」など意欲作を続々と監督。
★「ダンボ」(原題 Dumbo)。
ディズニー・アニメの名作をコリン・ファレル、エヴァ・グリーン、ダニー・デヴィート共演で実写映画化。
2019年3月29日(金)に公開され、興収8.5億円。
サーカス団に生まれた耳の大きな子ゾウの”ダンボ”が世話係のサーカスの元スターのホルト・ファリアーと子供たちとの友情や愛情に支えられながら成長していく…
ティム・バートンの独特の世界観は薄まった感はありますが、CGとは思えないほど愛くるしい瞳と豊かな表情を持ち、大きな耳で空を飛ぶダンボの物語が楽しめます。
これからもさらなる活躍が期待されるティム・バートン。監督作でどの作品が好きですか?