日別アーカイブ: 2022年2月10日

第95回キネマ旬報ベスト・テンが発表。外国映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?




第95回キネマ旬報ベスト・テンが発表。外国映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?

1位はアカデミー賞で3部門受賞、クロエ・ジャオ監督「ノマドランド」
2位はフレデリック・ワイズマン監督「ボストン市庁舎」。続いてキャリー・マリガン主演「プロミシング・ヤング・ウーマン」、スパイク・リー監督「アメリカン・ユートピア」、アンソニー・ホプキンス主演「ファーザー」、エドガー・ライト監督 「ラストナイト・イン・ソーホー」

外国映画ベスト・テンは次の通りです。
1位 「ノマドランド」(原題 Nomadland)

ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション「ノマド 漂流する高齢労働者たち」クロエ・ジャオ監督フランシス・マクドーマンド主演で映画化。
車上生活者、”現代のノマド(遊牧民)”の生き様を描いたロード・ムービー
2021年3月26日(金)に公開され、興収4.0億円。
金融危機により全てを失った60代女性ファーンが車上生活者、”現代のノマド(遊牧民)”として生きる希望を求めて放浪の旅を続ける…
広大な西部の大自然の映像美とともに描かれる今を生きる”現代のノマド(遊牧民)”の希望。
第93回アカデミー賞で作品賞、監督賞、フランシス・マクドーマンドが主演女優賞の3部門、第78回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門作品賞、監督賞の2部門、第77回ベネチア国際映画祭で金獅子賞、第45回トロント国際映画祭で観客賞を受賞。

2位 「ボストン市庁舎」(原題 City Hall)

「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」のフレデリック・ワイズマン監督がマサチューセッツ州ボストンの市役所の業務を追ったドキュメンタリー。
2021年11月12日(金)公開。
多様な人種と文化が共存する大都市ボストンで警察や消防、保健衛生、高齢者支援など多岐にわたる公共サービスを行う市役所の裏側…
アカデミー名誉賞に輝く巨匠フレデリック・ワイズマンの「集大成」。

3位 「プロミシング・ヤング・ウーマン」(原題 Promising Young Woman)

エメラルド・フェネルが監督・脚本キャリー・マリガン主演の復讐エンターテインメント。
2021年7月16日(金) に公開され、興収1.0億円。
輝かしい未来を歩もうとしていた女性(=プロミシング・ヤング・ウーマン)のキャシーが未来をふいに奪われたことから、復讐を企てる…
第93回アカデミー賞で脚本賞を受賞。
甘いキャンディで包んだ猛毒が全身を駆け巡る復讐エンターテインメント。

4位 「アメリカン・ユートピア」(原題 David Byrne’s American Utopia)

デイヴィッド・バーンによるアルバム「アメリカン・ユートピア」が原案の2019年秋よりブロードウェイで上演された舞台をスパイク・リー監督が映画として再構築。
2021年5月28日(金)に公開され、興収1.0億円。
デイヴィッド・バーンは様々な国籍を持つ11人のミュージシャンやダンサーとともに舞台の上を縦横無尽に動き回り、ショーを通じて現代の様々な問題について問いかける…
目も眩むほどの幸福と感動のブロードウェイの舞台が映画化。

5位 「ファーザー」(原題 The Father)

アンソニー・ホプキンスがアカデミー賞主演男優賞を受賞したヒューマン・ドラマ。フロリアン・ゼレールの舞台「Le Pere 父」を自ら監督・脚本を手掛けて映画化。
2021年5月14日(金)に公開され、興収1.0億円。
年老いた81歳のアンソニーは認知症を患い、次第に自分自身や家族のことも分からなくなり、記憶や時間が混乱していく…
第93回アカデミー賞でアンソニー・ホプキンスが主演男優賞、脚色賞の2部門を受賞
「羊たちの沈黙」から30年。83歳のアンソニー・ホプキンスの半世紀を超える役者人生の最高傑作にして集大成。

6位 「ラストナイト・イン・ソーホー」(原題 Last Night in Soho)

エドガー・ライト監督の夢と恐怖がシンクロするタイムリープ・サイコ・ホラー。トーマシン・マッケンジーアニャ・テイラー=ジョイほかが共演。
2021年12月10日(金)に公開され、興収1.5億円。
現代と1960年代のロンドンで暮らす2人の女性、エロイーズとサンディが夢を通して出会い、肉体的にも感覚的にもシンクロしていく…
エドガー・ライト監督が60年代ロンドンのファッション、音楽、そしてホラー映画への愛を込めて贈るタイムリープ・サイコ・ホラー。

7位 「春江水暖 しゅんこうすいだん」(原題 春江水暖 Dwelling in the Fuchun Mountains)

グー・シャオガン監督が富春江流域で変わりゆく中国社会の中で懸命に生きる大家族の四季を描いた人間ドラマ。
2021年2月11日(金)公開。
富春江が流れる杭州市を舞台に誕生祝いの席で母親が脳卒中で倒れたことをきっかけに4人の息子たちは自らの人生を見つめ直す…
激動の中国に生きる、ある大家族の営みを描いた山水絵巻。

8位 「パワー・オブ・ザ・ドッグ」(原題 The Power of the Dog)

ジェーン・カンピオン監督ベネディクト・カンバーバッチ主演で描いた問題作。
2021年11月19日(金)から劇場公開、12月1日(水)からNetflixで配信。
1920年代のモンタナを舞台に冷酷な牧場主フィルがある女性を巡り、弟に激しい憎しみを抱いていく…
ベネチア国際映画祭コンペティション部門で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞
1920年代の米モンタナを舞台にした牧場主とその弟夫婦が絡み合う緊迫した関係

9位 「MINAMATA ミナマタ」(原題 Minamata)

ジョニー・デップ主演・製作で伝説の写真家ユージン・スミスと水俣の実話を描いたドラマ。
2021年9月23日(木・祝)公開。
1971年から1974年の3年間にわたり、水俣で暮らしながら公害に苦しむ人々の日常と、闘いの日々を撮影した写真家ユージン・スミスの実話。
ジョニー・デップがキャリアの全てをかけて伝える世界への警告と希望の光。

10位 「少年の君」(原題 Better Days)

デレク・ツァン監督チェン・ニェンイー・ヤンチェンシー共演で優等生の女子高生と不良少年の交流を描いた青春ドラマ。
2021年7月16日(金)公開。
孤独な優等生の少女とストリートに生きる不良少年。出会うはずのなかった二人の邂逅が過酷な日常に微かな光を灯す…
第39回香港電影金像奨で作品賞、監督賞、主演女優賞など8部門を受賞。第93回アカデミー賞で国際長編映画賞にノミネート
壮絶ないじめ、苛烈な受験戦争、ストリートチルドレンなど過酷な社会問題を描きつつ、2人が魅せるピュアな魂の交錯。

外国映画ベスト・テンでどの作品を見ましたか?

「キネマ旬報ベスト・テン」公式サイト




ブラッド・ピット主演で伝説のアウトローの暗殺事件に迫った伝記ドラマ「ジェシー・ジェームズの暗殺」、NHK BSプレミアムで2月11日(金)放送。




ブラッド・ピット主演で伝説のアウトローの暗殺事件に迫った伝記ドラマ「ジェシー・ジェームズの暗殺」、NHK BSプレミアムで2月11日(金)放送。

アンドリュー・ドミニク監督ブラッド・ピット主演で西部開拓時代に実在した伝説のアウトローの暗殺事件に迫った伝記ドラマ「ジェシー・ジェームズの暗殺」(原題 The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford)
2008年1月12日(金)公開。
無法者ジェシーに憧れを抱いていたフォードはジェシーの仲間になるが、英雄としてもてはやされるジェシーへの思いは徐々にゆがんでいく…

悪名高きアウトローとして数々の犯罪に手を染め、法をあざけり、自分自身のルールで生きてきたジェシー・ジェームズ。理想に燃える野心家の若者ロバート・フォードは、そんなジェシーの仲間になれたことを心から喜んでいたが、思わぬ事態が彼らを待ち受けることになる…

ブラッド・ピットが主演・製作、「ジャッキー・コーガン」のアンドリュー・ドミニクが監督・脚本リドリー・スコットが製作トニー・スコットが製作総指揮を務めて、西部開拓時代に実在した伝説のアウトローののジェシー・ジェームズ暗殺事件に迫った伝記ドラマ。
伝説のアウトローのジェシー・ジェームズにはブラッド・ピット
ジェシーに憧れるロバート(ボブ)・フォードにはケイシー・アフレック
サム・シェパードメアリー・ルイーズ・パーカーサム・ロックウェルほかが共演。
第64回ヴェネツィア国際映画祭でブラッド・ピットが男優賞を受賞。

伝説的人物の知られざる一面に迫る人間ドラマとしてだけでなく、登場人物の様々な思惑が交錯する心理サスペンスとしても楽しめます。

★「ジェシー・ジェームズの暗殺」(字幕スーパー)
NHK BSプレミアム
2月11日(金)
13:00~15:41




冬季オリンピックにボブスレー競技で挑んだジャマイカ・チームの実話を映画化したコメディ「クール・ランニング」、金曜ロードショーで2月11日(金)放送。




冬季オリンピックにボブスレー競技で挑んだジャマイカ・チームの実話を映画化したコメディ「クール・ランニング」、金曜ロードショーで2月11日(金)放送。
クール・ランニング
冬季オリンピックにボブスレー競技で挑んだジャマイカ・チームの実話を映画化したコメディ「クール・ランニング」(原題 Cool Runnings)
1994年2月19日(土)に公開され、配収10億円。
1988年のカルガリー冬季オリンピックにボブスレー競技で挑んだ南国ジャマイカ・チームの実話を映画化。

オリンピック出場を目指しながらも予選で敗退してしまったジャマイカの陸上選手デニスは、夢を捨て切れないままにボブスレー・チームを結成し、元金メダリストのアーブを無理やりコーチに迎え、冬季オリンピックの開催地カルガリーを目指して猛特訓を開始する…

「ナショナル・トレジャー」シリーズのジョン・タートルトーブ監督が1988年のカルガリー冬季オリンピックにボブスレー競技で挑んだジャマイカ・チームの実話を映画化。
ジョン・キャンディリオンほかが出演。
日本語吹替は松本保典、島田敏ほか。

レゲエのメロディに乗ってベタな笑いと夢に賭ける感動のバランスがほどよい心地よさを醸し出し、日本でもその面白さが口コミで広まって大ヒット!!笑えて、感動できる傑作コメディです。

★「クール・ランニング」(二か国語)
★日本テレビ 金曜ロードショー
2月11日(金)
22:00〜23:54