日別アーカイブ: 2019年2月1日

「SCREEN映画評論家が選んだ”最も優れた映画2018″」ベストテンでどの作品を見ましたか?




「SCREEN映画評論家が選んだ”最も優れた映画2018″」が発表。

1位はマーティン・マクドナー監督、フランシス・マクドーマンド主演「スリー・ビルボード」
2位はギレルモ・デル・トロ監督「シェイプ・オブ・ウォーター」。続いてラミ・マレック主演「ボヘミアン・ラプソディ」、アーミー・ハマー、ティモシー・シャラメ共演「君の名前で僕を呼んで」、スティーヴン・スピルバーグ監督「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」、マーゴット・ロビー主演「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」

「SCREEN映画評論家が選んだ”最も優れた映画2018″」は次の通りです。
1位「スリー・ビルボード」(原題 Three Billboards Outside Ebbing, Missouri)

マーティン・マクドナー監督フランシス・マクドーマンド主演で描いたクライム・サスペンス。
2018年2月1日(木)に公開され、興収3.4億円。
娘を殺害された主婦のミルドレッドが警察を批判する看板を設置したことから予期せぬ事件が巻き起こる…
第90回アカデミー賞でフランシス・マクドーマンドが主演女優賞、サム・ロックウェルが助演男優賞の2部門、第75回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の作品賞、女優賞、脚本賞、サム・ロックウェルが助演男優賞の4部門、第74回ベネチア国際映画祭で脚本賞第42回トロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞を受賞。
大切なものを守るために行った主婦のミルドレッドの行動。何が正しいことなのか、差別とはどういうことなのか、赤く輝く3枚の広告看板が投げかけてきます。

2位「シェイプ・オブ・ウォーター」(原題 The Shape of Water)

ギレルモ・デル・トロ監督サリー・ホーキンス主演で描いた種族を超えた愛を描いたファンタジー・ロマンス。
2018年3月1日(木)に公開され、興収7.6億円。
冷戦時代のアメリカを舞台に政府の極秘研究所に勤めるイライザが秘かに運び込まれた不思議な生きものに出会い、惹かれていく…
第90回アカデミー賞で作品賞、監督賞、美術賞、作曲賞の4部門、第75回ゴールデン・グローブ賞で監督賞、作曲賞の2部門、第74回ヴェネチア映画祭で金獅子賞を受賞。
様々な陰謀や差別がうごめく中で繰り広げられる、種族を超えたラブ・ストーリー。独特の映像と世界観で描かれたギレルモ・デル・トロ監督版”美女と野獣”。雨降る中の運河でのラストシーンも印象的でした。

3位「ボヘミアン・ラプソディ」(原題 Bohemian Rhapsody)

伝説的ロックバンドの”クイーン”のフレディ・マーキュリーの軌跡を描いた伝記映画。ラミ・マレック主演、ブライアン・シンガーが監督。
2018年11月9日(金)に公開され、興収94.3億円突破。
1991年にこの世を去ったフレディ・マーキュリーがいかに世間の固定観念や従来の音楽を打ち破り、”史上最高のエンタテイナー”と呼ばれるに至ったのか…
「ボヘミアン・ラプソディ」、「伝説のチャンピオン」、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」など32の名曲とともに繰り広げられる”クイーン”の華やかな活躍の裏にある知られざるストーリー。「ライヴ・エイド」でクイーンが歌うシーンでは感動もMAXです。

4位「君の名前で僕を呼んで」(原題 Call Me by Your Name)

アンドレ・アシマンの小説ルカ・グァダニーノ監督アーミー・ハマーティモシー・シャラメ共演で映画化した17歳の少年の瑞々しい初恋を描いたドラマ。
2018年4月27日(金)公開。
北イタリアの避暑地で17歳の男子高校生エリオが24歳のアメリカ人大学院生オリヴァー相手に生涯忘れることのできない情熱的な恋に落ちていく…
第90回アカデミー賞で脚色賞、ニューヨーク映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞ほか数多くの映画祭で受賞。
17歳と24歳の青年の初めてで生涯忘れられない恋の痛みと喜びを美しく繊細に描いていて、アーミー・ハマー、ティモシー・シャラメの瑞々しい演技が光ります。

5位「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」(原題 The Post)

スティーヴン・スピルバーグ監督メリル・ストリープトム・ハンクス共演で国防省の最高機密文書を題材に描いた社会派ドラマ
2018年3月30日(金)に公開され、興収6.2億円。
ベトナム戦争が泥沼化する1971年、政府がひた隠す真実を明らかにすべくジャーナリストたちが奔走する…
報道に対する政府の圧力、そしてジャーナリストたちの抵抗。スティーヴン・スピルバーグ監督が「今、撮るべき作品」として撮影を敢行した渾身の一作。サスペンス満点で緊張感あふれる展開。今だからこそさらに考えさせられます。

6位「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」(原題 I, Tonya)

クレイグ・ギレスピー監督マーゴット・ロビー主演でフィギュアスケート界のスキャンダルを描いたドラマ。
2018年5月4日(金)公開。
フィギュアスケート史上最大のスキャンダル「ナンシー・ケリガン襲撃事件」の渦中にいたトーニャ・ハーディングの半生を描く…
アリソン・ジャネイが第90回アカデミー賞、第75回ゴールデン・グローブ賞で助演女優賞を受賞。
一度は栄光を掴みアメリカ中から愛されたトーニャ・ハーディングがフィギュア界から追放され、プロボクサーへ転身するという波乱万丈なストーリー。

6位「ファントム・スレッド」(原題 Phantom Thread)

ポール・トーマス・アンダーソン監督ダニエル・デイ=ルイス主演で1950年代ロンドンのファッション業界を描いたドラマ。
2018年5月26日(土)公開。
1950年代のロンドンでオートクチュールの仕立て屋レイノルズ・ウッドコックが若きウェイトレスのアルマと魅惑的な美の世界で恋に落ちていく…
第90回アカデミー賞で衣装デザイン賞を受賞。
静かな狂気を秘めた愛の駆け引き、こだわり抜かれた映像美、息を呑むほどのエレガントなファッションとともに描かれるダニエル・デイ=ルイスの迫真の演技が楽しめます。

8位「タクシー運転手 約束は海を越えて」

1980年に韓国で起こった民主化運動「光州事件」をテーマにチャン・フン監督ソン・ガンホトーマス・クレッチマン共演で映画化したヒューマン・ドラマ。
2018年4月21日(金)公開。
1980年5月に韓国でおこり、多数の死傷者を出した民主化運動「光州事件」を世界に伝えたドイツ人記者と彼を事件の現場まで送り届けたタクシー運転手のの知られざる真実の物語。
第90回アカデミー賞外国語映画賞韓国代表作。
ドイツ人記者と世界にニュースを発信するのを助けるタクシー運転手の絆に焦点を当て、悲劇的な話題にコミカルでハートウォーミングに描いた作品です。

9位「グレイテスト・ショーマン」(原題 The Greatest Showman)

「地上でもっとも偉大なショウマン」と呼ばれた実在の興行師バーナムの生涯マイケル・グレイシー監督ヒュー・ジャックマン主演で映画化したミュージカル・エンタテイメント。
2018年2月16日(金)に公開され、興収52億円。
空想家のP・T・バーナムが妻の愛や仲間の友情を原動力にアイデアと野心でショウビジネスを立ち上げ、世界中でセンセーションを巻き起こしていく…
第75回ゴールデン・グローブ賞で”This Is Me”が歌曲賞を受賞。
ヒュー・ジャックマン演じるバーナムの生きざまを通して逆境に負けない力、自分を信じ続ける勇気、仲間の絆の大切さを教えてくれます。”This Is Me”の力強さには奮い立たされます。

10位「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」(原題 The Florida Project)

全編iPhoneで撮影した映画「タンジェリン」で高く評価されたショーン・ベイカーが監督・脚本・編集・製作を手掛けて貧困層の人々の日常を6歳の少女の視点から描いた人間ドラマ。
2018年5月12日(土)公開。
。フロリダで貧しい生活をしている母娘と二人を取り巻く人々の日常を6歳の少女の視点から描く…
ウィレム・デフォーは第90回アカデミー賞と第75回ゴールデン・グローブ賞で助演男優賞にノミネートされ、ナショナル・ボード・オブ・レビュー、全米映画批評家協会賞、ニューヨーク映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞など数多くの映画賞で助演男優賞を受賞。
鮮やかなブルーの空、どこか現実離れしたパステルカラーに彩られた世界で描かれる社会の片隅で生きる人々の日常。

ベストテンでどの作品を見ましたか?



リュック・ベッソン製作・脚本、サミー・ナセリ主演のカーチェイス・アクション第4弾「TAXi 4」、BS朝日で2月2日(土)放送。




リュック・ベッソン製作・脚本サミー・ナセリ主演のカーチェイス・アクション第4弾「TAXi 4」、BS朝日で2月2日(土)放送。

リュック・ベッソン製作・脚本ジェラール・クラヴジック監督サミー・ナセリ主演のカーチェイス・アクション第4弾「TAXi 4」(原題 TAXi 4)
2007年8月25日(土)公開。
全欧州から指名手配を受けている凶悪犯がマルセイユ警察から逃亡し、一味を追ってマルセイユを飛び出したダニエルのタクシーは太陽の国・モナコへ向かう…

子供も成長し、親バカになったタクシー・ドライバーのダニエルとマルセイユ警察の刑事エミリアン。そんな中、エミリアンは全欧州から指名手配されるヨーロッパ最強の凶悪犯、通称「ベルギーの怪物」の引きりに行くが、凶悪犯罪者の手下たちによって逃亡されてしまう。ダニエルがハンドルを握るTAXiは、一味を追って太陽の国モナコへ! パワーアップした純白のプジョーが突き進む…

リュック・ベッソン製作・脚本、「WASABI」のジェラール・クラヴジックが監督を務めたカーチェイス・アクション第4弾。
スピード狂のタクシー運転手のダニエルにはサミー・ナセリ
マルセイユ警察のエミリエン・クタン=ケルバレークにはフレデリック・ディーファンタル
エマ・シェーベルイベルナール・ファルシーほかが共演。

今回はアルプスの雪山で展開されるカーチェイス・アクションが楽しめます。

★「TAXi 4」(日本語吹替版)
BS朝日 土曜劇場
2月2日(土)
19:00~20:54



山田洋次監督、渥美清主演のシリーズ第16作「男はつらいよ 葛飾立志篇」、BSテレ東で2月2日(土)放送。




山田洋次監督渥美清主演のシリーズ第16作「男はつらいよ 葛飾立志篇」、BSテレ東で2月2日(土)放送。

山田洋次監督渥美清主演のシリーズ第16作「男はつらいよ 葛飾立志篇」。マドンナには樫山文枝
1975年12月27日(土)に公開され、配収11.9億円。
かつて想いを寄せた人の娘の面倒を見ていた寅次郎は大学助手の女性に心惹かれ、向学心に目覚め、勉学に勤しむ…

寅次郎がとらやに帰ってくると東北から上京してきた女子高生に父親と呼ばれ、ひと騒動。旅から戻った寅次郎はとらやに下宿中の大学助手の女性に心惹かれ、向学心に目覚め、礼子を家庭教師に猛勉強を開始する…
予告編です。

山田洋次が監督・原作・脚本を手掛けたシリーズ第16作。
「フーテンの寅」こと車寅次郎にはおなじみの渥美清
3代目のおいちゃんには下條正巳、おばちゃんには三崎千恵子、妹のさくらには倍賞千恵子
今回のマドンナの大学助手の礼子には樫山文枝
桜田淳子大滝秀治小林桂樹ほかが共演。

「さくら、兄ちゃんは学問するぞ。今にきっと偉い人間になるからな」軽やかにテンポよくストーリーが進み、話にグイグイ引き込まれていきます。

★「男はつらいよ 葛飾立志篇」
BSテレ東 シネマジャパン
2月2日(土)
18:30~20:54



「午前十時の映画祭9」、2月1日(金)からは「アメリカン・ギャングスター」として「パルプ・フィクション」、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」を上映。




「午前十時の映画祭9」、2月1日(金)からは「アメリカン・ギャングスター」として「パルプ・フィクション」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」を上映。

世界の名作を毎朝10時より上映する「午前十時の映画祭」。9回目を迎える「午前十時の映画祭9」は50週にわたって実施。初めて上映する外国映画18本、日本映画4本、人気作品の再上映は外国映画4本、日本映画1本の合計27本をラインナップ。
あの名作を大スクリーンで楽しむのもいいかも。

「パルプ・フィクション」(原題 Pulp Fiction)
Group A: 2月1日(金)~2月14日(木)
Group B: 2月15日(金)~2月28日(木)

クエンティン・タランティーノ監督ブルース・ウィリスジョン・トラボルタユマ・サーマン共演で描いた異色のバイオレンス・アクション。
1994年9月24日(土)に公開され、配収4億円。
いまいち冴えない二人組みのギャング、ギャングのボスのセクシーな若妻、捨て身のプロボクサー。3つの犯罪ドラマが交錯し、衝撃のクライマックスへと向かう…
第67回アカデミー賞で脚本賞、第46回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞。
スピード感溢れる暴力描写と洒落たセリフの数々。タランティーノ節全開で楽しめる作品です。

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」<ディレクターズ・カット>(原題 Once Upon a Time in America)
Group B: 2月1日(金)~2月14日(木)
Group A: 2月15日(金)~2月28日(木)

セルジオ・レオーネが監督・脚本ロバート・デ・ニーロジェームズ・ウッズ共演で二人のユダヤ系ギャングの半世紀に及ぶ友情、愛、裏切りを描いたドラマ。
1984年10月6日(土)に公開され、配収7.85億円。
20世紀初頭、禁酒法時代のニューヨークでマフィアからも一目置かれるギャングとなった二人の男、ヌードルスとマックスの半世紀にも及ぶ友情、裏切りを描く…
エンニオ・モリコーネの美しい音楽に乗せて描かれる二人のギャングの友情と裏切りのドラマ。セルジオ・レオーネ監督の最高傑作です。

詳しくは「午前十時の映画祭9」公式サイトまで。