日別アーカイブ: 2019年2月19日

映画監督の佐藤純彌さんが2月9日に死去されました。印象に残っている映画はどの作品ですか?




映画監督の佐藤純彌さんが2月9日に死去されました。印象に残っている映画はどの作品ですか?

映画監督の佐藤純彌さんが2月9日に多臓器不全の衰弱のため死去されました。残念でなりません。心よりご冥福をお祈りします。

佐藤純彌は1932年11月6日に東京都に生まれました。
終戦後の1956年に東映へ入社し、1963年に「陸軍残虐物語」で監督デビューし、アニメ作品「魔法使いサリー」では佐藤純弥名義で脚本を担当。
東映を退社後にヤクザ映画を中心に監督を担当し、高倉健主演「新幹線大爆破」「君よ憤怒の河を渉れ」などを監督。テレビドラマも手掛け、代表作は「キイハンター」「Gメン75」など。
その後、松田優作主演「人間の証明」、佐藤浩市主演「敦煌」、反町隆史主演「男たちの大和/YAMATO」など大作を監督。
2008年には旭日小綬章を受章。2010年大沢たかお主演「桜田門外ノ変」が遺作となってしまいました。

佐藤純彌の主な監督作品は次の通りです。
「新幹線大爆破」

高倉健宇津井健千葉真一共演で新幹線に爆弾を仕掛けた犯人と警察の息詰まる攻防を描いたサスペンス。
1975年7月5日(土)公開。
爆弾が仕掛けられた新幹線を舞台に犯人と捜査員の息詰まる駆引き、極限状態におかれた人間模様をスリリングに描く…
新幹線を舞台に高度経済成長期の日本を写し出したパニック映画ということもあり、欧米での評価が高い作品です。

「君よ憤怒の河を渉れ」

西村寿行の人気小説高倉健原田芳雄池部良共演で映画化したサスペンス・アクション。
1976年2月11日(土)公開。
無実の罪を着せられた現職検事が自らを罠に陥れた見えない敵に復讐するために壮大な旅に出る…
高倉健は無実の罪を着せられた東京地検検事の杜丘冬人を熱演し逃走劇を繰り広げる…
突っ込みどころ満載ですが、高倉健の魅力が満載のサスペンス・アクションです。

「人間の証明」

森山誠一のベストセラー小説松田優作岡田茉莉子共演で映画化したヒューマン・サスペンス。
1977年10月8日(土)に公開され、配収22.6億円。
東京の一角で発見された黒人青年の死体に端を発し、これを捜査する刑事とニューヨーク市警、容疑者、彼らの親の軌跡が戦後30年の時を超えて絡んでいく…
あの有名なジョー山中の「人間の証明のテーマ」に乗って繰り広げられる人間ドラマ。松田優作の演技が光る名作です。

「敦煌」

井上靖の小説佐藤浩市西田敏行共演で壮大なスケールで映画化した歴史活劇。
1988年6月25日(土)に公開され、配収45億円。
11世紀の宗が支配する中国からシルクロードを渡り西夏へ向かった趙行徳が戦乱の中で文化、文明を守り通す姿を壮大なスケールで描く…
第12回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞、西田敏行が最優秀主演男優賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞、最優秀美術賞、最優秀録音賞の7部門受賞。
大切な歴史的遺産を守ろうとする趙行徳たちの姿を魅力的なストーリーでリアリティとダイナミックさを追求した歴史活劇です。

「男たちの大和/YAMATO」

辺見じゅんの傑作ドキュメント小説反町隆史中村獅童共演で映画化した戦争ドラマ。
2005年12月17日(土)に公開され、興収50.9億円。
太平洋戦争下、祖国を守るため、戦艦大和に乗りアメリカ軍艦載機との戦いに臨んでいった若者たちの命運を描く…
戦時中の哀しい青春群像を魅力的に綴りつつ、60年後の現代と対比させながら、明日への希望を示唆する構成で、深く温かい人間ドラマの傑作です。

「桜田門外ノ変」

吉村昭の時代小説大沢たかお北大路欣也共演で映画化した時代劇。
2010年10月16日(土)に公開され、興収6.9億円。
「桜田門外ノ変」を襲撃の指揮を執った関鉄之介ら水戸藩士の視点から描く…
襲撃の指揮を執った水戸藩士の関鉄之介をはじめとする襲撃者たちの事件へと至った過程や逃亡の果てに迎える運命が描かれていて、大沢たかお、伊武雅刀、北大路欣也の共演が光ります。

2019年2月9日に多臓器不全の衰弱のため86歳で死去されました。残念でなりません。心よりご冥福をお祈りします。
印象に残っている映画はどの作品ですか?



ウォーレン・ベイティが監督・製作・脚本・主演を手掛け、激動の時代を駆け抜けた実在のジャーナリストを描いたドラマ「レッズ」、NHK BSプレミアムで2月20日(水)放送。




ウォーレン・ベイティが監督・製作・脚本・主演を手掛け、激動の時代を駆け抜けた実在のジャーナリストを描いたドラマ「レッズ」、NHK BSプレミアムで2月20日(水)放送。

ウォーレン・ベイティが監督・製作・脚本・主演を手掛け、ダイアン・キートン共演で激動の時代を駆け抜けた実在のジャーナリスト、ジョン・リードの半生を描いたドラマ「レッズ」(原題 Reds)
1982年4月10日(土)に公開され、配収2.3億円。
アカデミー賞で監督賞、助演女優賞、撮影賞の3部門を受賞。
ロシア革命を取材したジャーナリストのジョン・リードは女性解放運動家のルイーズ・ブライアントと出会い、愛を育みながら、ロシアとアメリカの政治闘争や革命に巻き込まれていく…

名門ハーバード大学卒業後、ジャーナリストの道に入ったジョン・リード。彼は女性解放運動家ルイーズ・ブライアントと運命的に出会う。ロシアとアメリカを舞台に尊重し反発しながらも二人は愛を育むが、ロシアとアメリカの政治闘争や革命に巻き込まれていく…

ウォーレン・ベイティが監督・製作・脚本・主演を手掛けてロシア革命を取材した名著「世界を揺るがした10日間」で知られるジャーナリスト、ジョン・リードの生涯を描いた社会派ドラマ。
ジャーナリストのジョン・リードにはウォーレン・ベイティ
女性解放運動家ルイーズ・ブライアントにはダイアン・キートン
ジャック・ニコルソンエドワード・ハーマンイエールジ・コジンスキーモーリン・ステイプルトンほかが共演。
第54回アカデミー賞で監督賞、モーリン・ステイプルトンが助演女優賞、撮影賞の3部門を受賞。

ウォーレン・ベイティは実在のジャーナリスト、ジョン・リードを熱演。ロシア革命を通して描かれた一大叙事詩です。

★「レッズ」(字幕スーパー)
NHK BSプレミアム
2月20日(水)
13:00~16:16



世界的にベストセラーとなったノンフィクションを映画化した「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」、BSテレ東で2月20日(水)放送。




世界的にベストセラーとなったノンフィクションを映画化した「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」、BSテレ東で2月20日(水)放送。

世界的にベストセラーとなったノンフィクションロジャー・スポティスウッド監督が映画化した「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」(原題 A Street Cat Named Bob)
2017年8月26日(土)公開。
ホームレス同然のストリート・ミュージシャンが一匹の野良猫との出会いによって人生をやり直していく…

ストリート・ミュージシャンとして生計を立てていた、ホームレスのジェームズ。薬物依存で親にも見放され、生きる希望も持てずにいた彼の前に現れたのが一匹の茶トラの猫、ボブだった。出会った瞬間から不思議とジェームズに懐いたボブは、ジェームズに生きる希望とチャンスをもたらす…

世界的にベストセラーとなったジェームズ・ボーエンのノンフィクション「ボブという名のストリート・キャット」を「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」のロジャー・スポティスウッド監督が映画化。

ジェームズには「アタック・ザ・ブロック」のルーク・トレッダウェイ
テレビシリーズ「ダウントン・アビー」のジョアンヌ・フロガット、テレビシリーズ「ストレイン」のルタ・ゲドミンタスが共演。
猫のボブには本物の「ボブ」がほとんどのシーンで出演

世界をほっこりさせた感動の実話を映画化。猫のボブ本人が登場。ストリート・ミュージシャンと一匹の野良猫の物語。ネコのボブとジェームズの心温まる交流が心に染みてきます。

★「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」(日本語吹替版)
BSテレ東 シネマクラッシュ
2月20日(水)
19:55~21:54



日本のマラソンの発祥と言われる史実を題材にした土橋章宏の小説を佐藤健主演で映画化した時代劇「サムライマラソン」、2月22日(金)公開。




日本のマラソンの発祥と言われる史実「安政遠足(あんせいとおあし)」を題材にした土橋章宏の小説佐藤健主演で映画化した時代劇「サムライマラソン」、2月22日(金)公開。

幕末を舞台に、迫る外国の脅威に打ち勝つ心身鍛錬のため安中藩主の板倉勝明が催した十五里の山道を走る「安政遠足(あんせいとおあし)」をめぐる物語。

外国の脅威が迫る幕末の世。安中藩主の板倉勝明は藩士を鍛えるため、十五里の山道を走る遠足を開催する。しかし行き違いによって幕府への反逆とみなされ、安中藩取り潰しを狙う刺客が藩士不在の城に送り込まれる。遠足参加中に藩の危機を知った安中藩士の唐沢甚内は計画を阻止するべく走り出す…

日本のマラソンの発祥と言われる史実「安政遠足(あんせいとおあし)」を題材にした土橋章宏の小説を「不滅の恋 ベートーヴェン」のバーナード・ローズが監督「ラストエンペラー」のジェレミー・トーマスと「おくりびと」の中沢敏明が企画・プロデュースを手がけて映画化。

安中藩士の唐沢甚内には佐藤健
小松菜奈森山未來染谷将太長谷川博己豊川悦司青木崇高竹中直人ほかが共演。
「めぐりあう時間たち」のフィリップ・グラスが音楽
「乱」でアカデミー賞を受賞したワダエミが衣装デザイン

日本のマラソンの発祥とされ、160年以上にわたり語り継がれている史実「安政遠足(あんせいとおあし)」を題材に映画化。

「サムライマラソン」公式サイト

「サムライマラソン」公開劇場リスト