日別アーカイブ: 2019年2月26日

ここ6年間のアカデミー賞作品賞受賞作で印象深いのはどの作品ですか?




ここ6年間のアカデミー賞作品賞受賞作で印象深いのはどの作品ですか?

この6年間のアカデミー賞作品賞を受賞したのは第85回「アルゴ」、第86回「それでも夜は明ける」、第87回「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」、第88回「スポットライト 世紀のスクープ」、第89回「ムーンライト」、第90回「シェイプ・オブ・ウォーター」でした。
この6作品の中で印象深いのはどの作品ですか?
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「アルゴ」(原題 Argo)
アルゴ
ベン・アフレックが製作・監督・主演のCIAによる奇想天外な救出作戦を描いた社会派サスペンス。
2012年10月26日(金)に公開され、興収3.3億円。
1979年のテヘランで実際に起きたアメリカ大使館人質事件における6人のアメリカ人の決死の救出作戦を描く。
第85回アカデミー賞で作品賞、脚色賞、編集賞の3部門を受賞。
実話に基づいた前代未聞の人質救出作戦。CIAの人質奪還のプロ、トニー・メンデスがいかに人質を救出するのか、全編緊張感あふれる展開で、最後まで飽きさせることなく、終わった後には思わず拍手を贈りたくなり、笑みがこぼれる、そんな作品です。

「それでも夜は明ける」(原題 12 Years A Slave)
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スティーヴ・マックィーン監督キウェテル・イジョフォー主演で19世紀前半に実在した黒人男性ソロモン・ノーサップの自伝を映画化した伝記ドラマ。
2014年3月7日(金)に公開され、興収4億円。
突然誘拐され、奴隷として売られた黒人音楽家・ソロモン。差別と虐待を受ける日々を耐え忍ぶが、ある男との出会いが彼の運命を大きく変えることになる…
第86回アカデミー賞で作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞。
実話を基に奴隷制度の残酷さ、非道さを描きつつ、暗闇に光る”希望”に気づかせてくれます。

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(原題 Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)
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アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督マイケル・キートン主演で再起をかけてブロードウェイの舞台に挑んだ落ちぶれた俳優の姿を描いたブラック・コメディ。
2015年4月10日(金)に公開され、興収4.3億円。
「バードマン」というヒーロー映画で一世を風靡した俳優が再起をかけてブロードウェイの舞台に挑む…
第87回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞の4部門を受賞。
不条理なストーリーと独特の世界観、まるでワンカットで撮影されたかのようなカメラワークなどアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の独特な映像とマイケル・キートンの狂気に満ちた演技に引き込まれていきます。

「スポットライト 世紀のスクープ」(原題 The Spotlight)
スポットライト 世紀のスクープ_アカデミー賞
新聞記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話をトム・マッカーシー監督マーク・ラファロマイケル・キートンレイチェル・マクアダムスほか共演で映画化したドラマ。
2016年4月15日(金)に公開され、興収4.4億円。
カトリック教会が長年隠蔽してきた児童虐待スキャンダルを暴き出し、巨大な権力に立ち向かっていった新聞記者たちのジャーナリズム魂と不屈の執念を描く…
第88回アカデミー賞で作品賞、脚本賞を受賞
世紀のスクープを追った記者チームの奮闘ぶりと信念を緊迫感あふれる映像で描いていて、マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムスが新聞記者魂を見事に体現していて、見応えがあります。

「ムーンライト」(原題 Moonlight)

バリー・ジェンキンス監督が様々な困難に遭いながらも強く生きるアフリカ系アメリカ人少年を描いたドラマ。
2017年3月31日(金)に公開され、興収3.5億円。
マイアミを舞台に自分の居場所とアイデンティティを探すアフリカ系アメリカ人少年の成長を少年期、ティーンエイジャー期、成人期と3つの時代構成で描く…
第89回アカデミー賞で作品賞、脚色賞、マハーシャラ・アリが助演男優賞の3部門受賞。
ドラッグ、差別、虐待…アメリカの現代社会の闇。自分の中の本当の心の光を探そうとするシャロンのもがきが痛いほどに突き刺さってきます。

「シェイプ・オブ・ウォーター」(原題 The Shape of Water)

ギレルモ・デル・トロ監督サリー・ホーキンス主演で描いた種族を超えた愛を描いたファンタジー・ロマンス。
2018年3月1日(木)に公開され、興収7.6億円。
冷戦時代のアメリカを舞台に政府の極秘研究所に勤めるイライザが秘かに運び込まれた不思議な生きものに出会い、惹かれていく…
第90回アカデミー賞で作品賞、監督賞、美術賞、作曲賞の4部門、第75回ゴールデン・グローブ賞で監督賞、作曲賞の2部門、第74回ヴェネチア映画祭で金獅子賞を受賞。
様々な陰謀や差別がうごめく中で繰り広げられる、種族を超えたラブ・ストーリー。独特の映像と世界観で描かれたギレルモ・デル・トロ監督版”美女と野獣”。感動させられます。

ここ6年間のアカデミー賞作品賞受賞作で印象深いのはどの作品ですか?



デニス・クエイド、マシュー・フォックス共演のリアルタイム・アクション「バンテージ・ポイント」、BSテレ東で2月27日(水)放送。

デニス・クエイドマシュー・フォックス共演のリアルタイム・アクション「バンテージ・ポイント」、BSテレ東で2月27日(水)放送。
バンテージ・ポイント
演説中に発生した大統領狙撃事件の真相を、8人の目撃者の異なる視点と8つの時間から解き明かしていくリアルタイム・アクション「バンテージ・ポイント」(原題 Vantage Point)
2008年3月8日(金)に公開され、興収8.5億円。

スペイン・サマンカ、マヨール広場。国際テロ対策の首脳会議が開催される会場にて、アシュトン米大統領への狙撃事件が発生。事件の鍵を握る重要な目撃者は8人いたが、彼らが異なる地点・立場から見たものは違っていた。現場にいたシークレット・サービスのトーマス・バーンズは、事件の裏に隠された真相をたった1人で追い始める…

シークレット・サービスのトーマス・バーンズにはデニス・クエイド、同僚のシークレット・サービスのケント・テイラーにはマシュー・フォックス
ヘンリー・アシュトン大統領にはウィリアム・ハートフォレスト・ウィテカーシガーニー・ウィーヴァーほかが共演。
監督はビート・トラヴィス

冒頭から緊迫感全開で、その勢いを失わないままラストまで突っ走り、伏線が奇麗につながっていくストーリー構成が味わえる作品です。

★「バンテージ・ポイント」(日本語吹替版)
BSテレ東 水曜映画館
2月27日(水)
17:58~19:50



デンゼル・ワシントン主演、アントワーン・フークア監督のクライム・アクション「イコライザー」、BSテレ東で2月27日(水)放送。




デンゼル・ワシントン主演、アントワーン・フークア監督のクライム・アクション「イコライザー」、BSテレ東で2月27日(水)放送。
イコライザー
デンゼル・ワシントン主演、アントワーン・フークア監督のクライム・アクション「イコライザー」(原題 The Equalizer)
2014年10月25日(土)に公開され、興収3.97億円。
19秒で悪を裁く元CIA特殊工作員”イコライザー”のロバート・マッコールが偶然出会った娼婦の少女の過酷な境遇に心動かされ、極悪非道なロシアン・マフィアに戦いを挑む…

ごく普通の真面目な人間としてホームセンターで働く元CIA工作員ロバート・マッコール。ある夜、なじみのカフェで娼婦の少女テリーと出会い、彼女を囲うロシアン・マフィアの非情さに、内に眠っていた正義感が目を覚ましていく。かつてのロバート・マッコールは、身のまわりにあるあらゆる物を武器に変え、警察では解決できない不正をこの世から瞬時に消してしまう「イコライザー」と呼ばれる男だった。マッコールはテリーとの出会いから、再びイコライザーとしての仕事を遂行していく…

デンゼル・ワシントンがアカデミー主演男優賞を受賞した「トレーニング デイ」のアントワン・フークワ監督とタッグを組み、テレビドラマ「ザ・シークレット・ハンター」を映画化したクライム・アクション。
元CIA工作員ロバート・マッコールにはデンゼル・ワシントン
娼婦のテリーにはクロエ・グレース・モレッツ

迫力あふれるストーリー展開。”イコライザー”演じるデンゼル・ワシントンの魅力が詰まった作品です。

★「イコライザー」(日本語吹替版)
BSテレ東 シネマクラッシュ
2月27日(水)
19:50~21:54



アカデミー賞で作品賞ほか3部門受賞。ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ共演のヒューマン・ドラマ「グリーンブック」、3月1日(金)公開。




アカデミー賞で作品賞ほか3部門受賞ピーター・ファレリー監督ヴィゴ・モーテンセンマハーシャラ・アリ共演で黒人ピアニストと用心棒の友情を描いたヒューマン・ドラマ「グリーンブック」(原題 Green Book)、3月1日(金)公開。

アカデミー賞で作品賞、助演男優賞、脚本賞の3部門、ゴールデン・グローブ賞でミュージカル・コメディ部門の作品賞ほか3部門、トロント国際映画祭で観客賞を受賞。
人種差別が根強く残る1962年を舞台に、天才黒人ピアニストのシャーリーが粗野なトニーを用心棒として雇い、アメリカ南部へコンサート・ツアーに出かける…

人種差別が根強く残る1962年。粗野で無教養だけれど人間的魅力に溢れるトニー・リップは、運転手兼用心棒としてインテリな黒人天才ピアニストのドクター・シャーリーと偏見と差別が根強い南部にツアーへと旅立つ。二人の旅の道標となるのは、当時の黒人が安全に旅をするために欠かせない旅行ガイドブック“グリーンブック”だった。

“グリーンブック”とは1936年から1966年まで出版されていた、黒人旅行客を受け入れるレストランやホテルなど、ビジネスやサービス機関のリストが記載された旅行ガイドブック。
「メリーに首ったけ」など数々のコメディ映画を世に送り出してきたファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリーが監督を務めた実話に基づくヒューマン・ドラマ。

無教養だが愛嬌のあるイタリア系用心棒トニーには「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのヴィゴ・モーテンセン、インテリな黒人天才ピアニストのドクター・シャーリーにはマハーシャラ・アリ
第91回アカデミー賞で作品賞、マハーシャラ・アリが助演男優賞、脚本賞の3部門、第76回ゴールデン・グローブ賞でミュージカル・コメディ部門の作品賞、助演男優賞、脚本賞の3部門、トロント国際映画祭で観客賞ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞で作品賞を受賞。

ガサツなイタリア系用心棒とインテリな黒人天才ピアニストの前途多難な旅。

「グリーンブック」公式サイト

「グリーンブック」公開劇場リスト