★「イングリッシュ・ペイシェント」(原題 The English Patient) アンソニー・ミンゲラ監督がジュリエット・ビノシュ共演で描いたラブ・ロマンス。
1997年4月26日(土)に公開され、配収8.5億円。
第二次世界大戦下の北アフリカを舞台に、野戦病院に担ぎ込まれた男の秘められた愛の物語を壮大なスケールで描く… 第69回アカデミー賞で作品賞、監督賞、助演女優賞、脚色賞、編集賞、撮影賞、音楽賞、衣装デザイン賞、音響賞の9部門、第54回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の作品賞、音楽賞を受賞。
レイフ・ファインズは野戦病院に収容されたアルマシーを演じ、全身に火傷を負い、記憶を失っていたために”英国人の患者”と呼ばれ、看護婦ハナの介護を受け、少しずつその記憶を回想していく…
断片的にその過去を回想していくストーリー運びの巧みさはすばらしく、切ない余韻がいつまでも残る素晴らしい名作です。
●「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」(原題 007 No Time to Die) ダニエル・クレイグ主演、キャリー・フクナガが監督を手掛けたシリーズ25作。
2021年10月1日(金)に公開され、興収26.4億円。
現役を退き、ジャマイカで平穏な暮らしを満喫していたジェームズ・ボンドの前にCIA局員の盟友が現れ、科学者の誘拐事件を巡りボンドに助けを求める…
ジェフリー・ライト、ラミ・マレック、ナオミ・ハリス、クリストフ・ヴァルツほかが共演。
ダニエル・クレイグの007の最後の活躍が楽しめます。
★「グランド・ブダペスト・ホテル」(原題 The Grand Budapest Hotel) ウェス・アンダーソン監督がエドワード・ノートンほか豪華キャスト共演で描いた極上ミステリー。
2014年6月6日(金)公開。
格式高い高級ホテルを取り仕切るコンシェルジュと彼を慕うベルボーイが繰り広げる冒険を描く… 第87回アカデミー賞で美術賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、作曲賞の4部門、第64回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)、第72回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門で作品賞ほか数多くの映画賞で受賞。
レイフ・ファインズは名コンシェルジュのグスタヴ・Hを演じ、彼を慕うベルボーイとともに伯爵夫人の死と絵画をめぐる連続殺人事件の謎に挑む…
ウェス・アンダーソン監督らしい独自の映像で極上で贅沢に見せてくれ、ホルンやヨーデルなどを使ったアレクサンドル・デスプラの独特な音楽がさらに贅沢な気持ちにしてくれます。