日別アーカイブ: 2020年1月20日

第43回日本アカデミー賞優秀外国作品賞を受賞した5作品。どの映画を見ましたか?




第43回日本アカデミー賞優秀外国作品賞を受賞した5作品。どの映画を見ましたか?

第43回日本アカデミー賞で優秀外国作品賞を受賞したのはダニー・ボイル監督「イエスタデイ」、アカデミー賞作品賞受賞「グリーンブック」、ホアキン・フェニックス主演「ジョーカー」、クリント・イーストウッド監督・主演「運び屋」、クエンティン・タランティーノ監督「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の5作品。どの映画を見ましたか?
第43回日本アカデミー賞の授賞式は3月6日(金)に開催。どの作品が最優秀外国作品賞を受賞するのか、楽しみです。

「イエスタデイ」(原題 Yesterday)

ダニー・ボイル監督脚本家リチャード・カーティスがタッグを組んで「ザ・ビートルズ」を知らない世界を描いたコメディ。ヒメーシュ・パテルリリー・ジェームズほかが共演。
2019年10月11日(金)に公開され、興収5.3億円。
イギリスの海辺の町で暮らす売れないシンガーソングライターのジャックは交通事故に遭うが、昏睡状態から目を覚ますと、「ザ・ビートルズ」が存在しない不思議な世界に迷いこんでいた…
名曲の数々に乗せて描かれる伝説のバンド「ザ・ビートルズ」が存在しない世界。ダニー・ボイル監督と脚本家リチャード・カーティスがお互いの持ち味を活かしていて、爽やかな感動を与えてくれ、心を暖かくしてくれます。「ザ・ビートルズ」の名曲をもう一度聞きたくなってきます。

「グリーンブック」(原題 Green Book)

ピーター・ファレリー監督ヴィゴ・モーテンセンマハーシャラ・アリ共演で黒人ピアニストと用心棒の友情を描いたヒューマン・ドラマ。
2019年3月1日(金)に公開され、興収21.2億円。
人種差別が根強く残る1962年を舞台に、天才黒人ピアニストのシャーリーが粗野なトニーを用心棒として雇い、アメリカ南部へコンサート・ツアーに出かける…
第91回アカデミー賞で作品賞、マハーシャラ・アリが助演男優賞、脚本賞の3部門、第76回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門の作品賞、ヴィゴ・モーテンセンセンが主演男優賞、監督賞、脚本賞、マハーシャラ・アリが助演男優賞の5部門、第43回トロント国際映画祭で観客賞(最高賞)を受賞。
ガサツなイタリア系用心棒とインテリな黒人天才ピアニストの前途多難な旅。様々な困難、差別を乗り越えて、徐々に深まっていく二人の友情には感動させられます。

「ジョーカー」(原題 Joker)

「ハングオーバー!」シリーズのトッド・フィリップスが監督・脚本ホアキン・フェニックス主演で描いたバットマンの宿敵ジョーカーの誕生物語。
2019年10月4日(金)に公開され、興収50億円。
のちにゴッサムシティの悪・ジョーカーとなる男アーサー・フレックがいかにして悪の道に進むか…
ジョーカーことアーサー・フレックスにはホアキン・フェニックス
第92回アカデミー賞で作品賞、監督賞、ホアキン・フェニックスが主演男優賞、脚色賞、音響編集賞、録音賞、撮影賞、編集賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、作曲賞の最多11部門にノミネート
第77回ゴールデン・グローブ賞でホアキン・フェニックスがドラマ部門の男優賞、作曲賞の2部門、第76回ヴェネツィア国際映画祭で最高賞の金獅子賞第44回トロント国際映画祭でホアキン・フェニックスが功労賞(TIFFトリビュート・アクター・アワード)を受賞。
ゴッサムシティの貧困と差別の不条理によりアーサーの心の闇のさらなる狂気が生み出した怪物”ジョーカー”。
ホアキン・フェニックス演じるアーサーが生み出す狂気。凄まじすぎます。

「運び屋」(原題 The Mule)

クリント・イーストウッド監督・主演でドラッグの伝説の”運び屋”の悲哀を描いたドラマ。ブラッドリー・クーパーローレンス・フィッシュバーンダイアン・ウィーストほかが共演。
2019年3月8日(金)に公開され、興収7.6億円。
幾度となく麻薬を運び、巨額の報酬を得ていた伝説の”運び屋”。その男はなんと90歳の老人だった…
知己を使い、麻薬取締局の捜査をかいくぐり、最年長の”運び屋”となった老人の前代未聞の実話。クリント・イーストウッドが監督・主演を手掛けてドラッグの運び屋となった初老の男の悲哀を見事見せてくれ、老人の長い人生を凝縮したような力強さを感じます。

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(原題 Once Apon A Time In Hollywood)

クエンティン・タランティーノ監督レオナルド・ディカプリオブラッド・ピット共演で描いた社会派ドラマ。
2019年8月30日(金)に公開され、興収11.5億円。
カルト集団マンソン・ファミリーによって大女優で当時妊娠していたシャロン・テートが殺害された事件が起きた1969年のロサンゼルスを舞台にハリウッドの光と影を描く…
第92回アカデミー賞で作品賞、監督賞、レオナルド・ディカプリオが主演男優賞、ブラッド・ピットが助演男優賞、脚本賞、音響編集賞、録音賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞の10部門にノミネート
第77回ゴールデン・グローブ賞でミュージカル・コメディ部門の作品賞、ブラッド・ピットが助演男優賞、脚本賞の最多の3部門受賞
クエンティン・タランティーノが失われてしまったハリウッドという黄金時代の最後の瞬間を、郷愁とリスペクトを込め、5年の歳月を費やして脚本を執筆しただけあって、クエンティン・タランティーノ節が全開で楽しめます。

第43回日本アカデミー賞の授賞式は3月6日(金)に開催。どの作品が最優秀外国作品賞を受賞するのか、楽しみです。

第43回日本アカデミー賞の全受賞リスト

「日本アカデミー賞」公式サイト



大ヒットミュージカルをトム・フーバー監督が豪華俳優陣で実写映画化した「キャッツ」、1月24日(金)公開。




大ヒットミュージカルをトム・フーバー監督が豪華俳優陣で実写映画化した「キャッツ」(原題 Cats)、1月24日(金)公開。

名曲「メモリー」に合わせて繰り広げられる「猫たちの人生を変える特別な夜の物語」。

ロンドンの一角で逆境の中でもしたたかに生きる個性豊かな”ジェリクルキャッツ”と呼ばれる猫たち。満月が輝くある夜、年に一度開かれる「ジェリクル舞踏会」に参加するため、街の片隅のゴミ捨て場にジェリクルキャッツたちが集まってくる。その日は、新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜であり、猫たちは夜を徹して歌い踊る…

1981年のロンドン初演以来、世界中で愛され続けるミュージカル「キャッツ」。ノーベル賞を受賞したT・S・エリオットの詩集を「オペラ座の怪人」などで知られるアンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲、「レ・ミゼラブル」のキャメロン・マッキントッシュがプロデュース
日本公演は通算1万回を記録。

大ヒットミュージカルを「英国王のスピーチ」のトム・フーパーが監督スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮、ブロードウェイ版「キャッツ」にも参加したアンディ・ブランケンビューラーが振り付けを手掛けて実写映画化。
白猫のヴィクトリアには英国ロイヤルバレエ団でプリンシパルダンサーを務めるフランチェスカ・ヘイワード
グリザベラにはジェニファー・ハドソン、ボンバルリーナにはテイラー・スウィフト、オールドデュトロノミーにはジュディ・デンチ、マキャヴィティにはイドリス・エルバ、ガスにはイアン・マッケラン、ジェニエニドッツにはレベル・ウィルソン、バストファー・ジョーンズにはジェームズ・コーデン

“生歌”にこだわったトム・フーバー監督はキャスト陣が撮影現場で響かせた歌を収録。歌唱力を認められたキャストたちの演技。

「キャッツ」公式サイト

「キャッツ」公開劇場リスト