日別アーカイブ: 2020年1月14日

第92回アカデミー賞ノミネーションが発表。最多は「ジョーカー」の11部門ノミネート。




第92回アカデミー賞ノミネーションが発表。最多は「ジョーカー」の11部門にノミネート。

最多は「ジョーカー」の作品賞、監督賞ほか11部門。続いて「1917 命をかけた伝令」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の10部門、「アイリッシュマン」の9部門10ノミネート、「パラサイト 半地下の家族」は作品賞、国際長編映画賞を含む6部門にノミネート。授賞式は日本時間の2月10日(月)に開催。

「ジョーカー」(原題 Joker)

作品賞、監督賞、ホアキン・フェニックスが主演男優賞、脚色賞、音響編集賞、録音賞、撮影賞、編集賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、作曲賞の最多11部門
「ハングオーバー!」シリーズのトッド・フィリップスが監督・脚本ホアキン・フェニックス主演で描いたバットマンの宿敵ジョーカーの誕生物語。
2019年10月4日(金)に公開され、興収50億円。
のちにゴッサムシティの悪・ジョーカーとなる男アーサー・フレックがいかにして悪の道に進むか…
ジョーカーことアーサー・フレックスにはホアキン・フェニックス
第77回ゴールデン・グローブ賞でホアキン・フェニックスがドラマ部門の男優賞、作曲賞の2部門、第76回ヴェネツィア国際映画祭で最高賞の金獅子賞第44回トロント国際映画祭でホアキン・フェニックスが功労賞(TIFFトリビュート・アクター・アワード)を受賞。
ゴッサムシティの貧困と差別の不条理によりアーサーの心の闇のさらなる狂気が生み出した怪物”ジョーカー”。
ホアキン・フェニックス演じるアーサーが生み出す狂気。凄まじすぎます。


「1917 命をかけた伝令」(原題 1917)

作品賞、監督賞、脚本賞、視覚効果賞、音響編集賞、録音賞、撮影賞、美術賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、作曲賞の10部門
サム・メンデス監督がジョージ・マッケイ、ベネディクト・カンバーバッチ、コリン・ファース共演で第一次世界大戦の若きイギリス兵のある一日を描いたドラマ。
第一次世界大戦を舞台に若きイギリス兵スコフィールドとブレイクが最前線にいる1600名の仲間の命を救う重要な伝令を届けるため敵の陣地を駆け抜ける…
第77回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門の作品賞、監督賞の2部門を受賞
兵士たちの動き、息づかいを体感し、究極の没入感へ導くための驚異のワンショット撮影を実現。


「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(原題 Once Upon A Time In Hollywood)

作品賞、監督賞、レオナルド・ディカプリオが主演男優賞、ブラッド・ピットが助演男優賞、脚本賞、音響編集賞、録音賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞の10部門
クエンティン・タランティーノ監督レオナルド・ディカプリオブラッド・ピット共演で描いた社会派ドラマ。
2019年8月30日(金)に公開され、興収11.5億円。
カルト集団マンソン・ファミリーによって大女優で当時妊娠していたシャロン・テートが殺害された事件が起きた1969年のロサンゼルスを舞台にハリウッドの光と影を描く…
第77回ゴールデン・グローブ賞でミュージカル・コメディ部門の作品賞、助演男優賞、脚本賞の最多の3部門受賞。
クエンティン・タランティーノが失われてしまったハリウッドという黄金時代の最後の瞬間を、郷愁とリスペクトを込め、5年の歳月を費やして脚本を執筆しただけあって、クエンティン・タランティーノ節が全開で楽しめます。


「アイリッシュマン」(原題 The Irishman)

作品賞、監督賞、アル・パチーノ、ジョー・ペシが助演男優賞、脚色賞、視覚効果賞、撮影賞、美術賞、編集賞、衣装デザイン賞の9部門10ノミネート
マーティン・スコセッシ監督ロバート・デ・ニーロアル・パチーノジョー・ペシ共演で実在の凄腕ヒットマンを描いたドラマ。
第85回ニューヨーク映画批評家協会賞で作品賞、ジョー・ペシが助演男優賞を受賞
1970年代に裏社会とのつながりでも知られた労働組合指導者ジミー・ホッファの殺人に関与した容疑をかけられた実在の「アイリッシュマン」と呼ばれたマフィアの殺し屋フランク・シーランの半生を描く…
マーティン・スコセッシ監督ならではの重厚で緊迫感あふれる映像で描かれるアメリカ裏社会で生きたある殺し屋の壮絶なドラマ。


「パラサイト 半地下の家族」(原題 Parasite)

作品賞、監督賞、脚本賞、美術賞、編集賞、国際長編映画賞の6部門

「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」(原題 Little Women)

作品賞、シアーシャ・ローナンが主演女優賞、フローレンス・ピューが助演女優賞、脚色賞、衣装デザイン賞、作曲賞の6部門

「ジョジョ・ラビット」(原題 Jojo Rabbit)

作品賞、スカーレット・ヨハンソンが助演女優賞、脚色賞、美術賞、編集賞、衣装デザイン賞の6部門

「マリッジ・ストーリー」(原題 Marriage Story)
作品賞、アダム・ドライヴァーが主演男優賞、ローラ・ダーンが助演女優賞、脚本賞、作曲賞の5部門

第92回アカデミー賞ノミネート・リストは次の通りです。
作品賞
「フォードvsフェラーリ」
「アイリッシュマン」
「ジョジョ・ラビット」
「ジョーカー」
「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」
「マリッジ・ストーリー」
「1917 命をかけた伝令」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
「パラサイト 半地下の家族」

監督賞
マーティン・スコセッシ 「アイリッシュマン」
トッド・フィリップス 「ジョーカー」
サム・メンデス 「1917 命をかけた伝令」
クエンティン・タランティーノ 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
ポン・ジュノ 「パラサイト 半地下の家族」

主演男優賞
アントニオ・バンデラス ”Pain and Glory”
レオナルド・ディカプリオ 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
アダム・ドライヴァー 「マリッジ・ストーリー」
ホアキン・フェニックス 「ジョーカー」
ジョナサン・プライス 「2人のローマ教皇」

主演女優賞
シンシア・エリヴォ 「ハリエット」
スカーレット・ヨハンソン 「マリッジ・ストーリー」
シアーシャ・ローナン 「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」
シャーリーズ・セロン 「スキャンダル」
レネー・ゼルウィガー 「ジュディ 虹の彼方に」

助演男優賞
トム・ハンクス ”A Beautiful Day in the Neighborhood”
アンソニー・ホプキンス 「2人のローマ教皇」
アル・パチーノ 「アイリッシュマン」
ジョー・ペシ 「アイリッシュマン」
ブラッド・ピット 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

助演女優賞
キャシー・ベイツ 「リチャード・ジュエル」
ローラ・ダーン 「マリッジ・ストーリー」
スカーレット・ヨハンソン 「ジョジョ・ラビット」
フローレンス・ピュー 「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」
マーゴット・ロビー 「スキャンダル」

脚本賞
ライアン・ジョンソン 「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」
ノア・バームバック 「マリッジ・ストーリー」
サム・メンデス&クリスティ・ウィルソン=ケアンズ 「1917 命をかけた伝令」
クエンティン・タランティーノ 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
ポン・ジュノ、ハン・ジンウォン 「パラサイト 半地下の家族」

脚色賞
スティーヴン・ザイリアン 「アイリッシュマン」
タイカ・ワイティティ 「ジョジョ・ラビット」
トッド・フィリップス&スコット・シルバー 「ジョーカー」
グレタ・ガーウィグ 「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」
アンソニー・マクカーテン 「2人のローマ教皇」

視覚効果賞
「アベンジャーズ エンドゲーム」
「アイリッシュマン」
「ライオン・キング」
「1917 命をかけた伝令」
「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」

音響編集賞
「フォードvsフェラーリ」
「ジョーカー」
「1917 命をかけた伝令」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」

録音賞
「アド・アストラ」
「フォードvsフェラーリ」
「ジョーカー」
「1917 命をかけた伝令」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

撮影賞
「アイリッシュマン」
「ジョーカー」
「1917 命をかけた伝令」
“The Lighthouse”
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

美術賞
「アイリッシュマン」
「ジョジョ・ラビット」
「1917 命をかけた伝令」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
「パラサイト 半地下の家族」

編集賞
「フォードvsフェラーリ」
「アイリッシュマン」
「ジョジョ・ラビット」
「ジョーカー」
「パラサイト 半地下の家族」

メイクアップ&ヘアスタイリング賞
「スキャンダル」
「ジョーカー」
「ジュディ 虹の彼方に」
「マレフィセント2」
「1917 命をかけた伝令」

衣装デザイン賞
「アイリッシュマン」
「ジョジョ・ラビット」
「ジョーカー」
「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

長編アニメーション映画賞
「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」
「失くした体」
「クロース」
“Missing Link”
「トイ・ストーリー4」

歌曲賞
「君のため」 「トイ・ストーリー4」
「(アイム・ゴナ)ラヴ・ミー・アゲイン」 「ロケットマン」
“I’m Standing With You” ”Breakthrough”
「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」 「アナと雪の女王2」
“Stand Up” 「ハリエット」

作曲賞
ヒルドゥル・グーナドッティル 「ジョーカー」
アレクサンドル・デスプラ 「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」
ランディ・ニューマン 「マリッジ・ストーリー」
トーマス・ニューマン 「1917 命をかけた伝令」
ジョン・ウィリアムズ 「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」

国際長編映画賞
“Corpus Christi” (ポーランド)
“Honeyland” (北マケドニア)
「レ・ミゼラブル」 (フランス)
“Pain And Glory” (スペイン)
「パラサイト 半地下の家族」 (韓国)

長編ドキュメンタリー賞
「アメリカン・ファクトリー」
“The Cave”
「ブラジル -消えゆく民主主義-」
「娘は戦場で生まれた」
“Honeyland”

短編ドキュメンタリー賞
“In the Absence”
“Learning to Skateboard in a Warzone (If You’re a Girl)”
「眠りに生きる子供たち」
“St. Louis Superman”
“Walk Run Cha-Cha”

短編アニメーション賞
“Daughter”
“Hair Love”
“Kitbull”
“Memorable”
“Sister”

短編実写映画賞
「兄弟愛」
“Nefta Football Club”
「向かいの窓」
“Saria”
“A Sister”

第92回アカデミー賞授賞式は現地時間2月9日(日)、日本時間の2月10日(月)に開催。

アカデミー賞US公式サイト



アンジェリーナ・ジョリーが美しくも哀しいスパイのソルトを演じたサスペンス・アクション「ソルト」、BSテレ東で1月15日(水)放送。




アンジェリーナ・ジョリーが美しくも哀しいスパイのソルトを演じたサスペンス・アクション「ソルト」、BSテレ東で1月15日(水)放送。
ソルト
フィリップ・ノイスが監督、ハリウッド人気No.1女優のアンジェリーナ・ジョリーが美しく哀しいスパイのソルトを演じたサスペンス・アクション「ソルト」(原題 Salt)
2010年7月31日(金)に公開され、興収20.5億円。
二重スパイの容疑をかけられ、CIA分析官のソルトは仲間たちから追われることになる…

ロシアからやって来た謎の男の告発によって、ロシア大統領暗殺を企てる内部スパイの疑いを掛けられたCIA分析官・ソルトは、自らの嫌疑を晴らそうと逃亡を図るが…

「パトリオット・ゲーム」、「今そこにある危機」のフィリップ・ノイスが監督。
CIA分析官のソルトにはアンジェリーナ・ジョリー
リーヴ・シュレイバーキウェテル・イジョフォーダニエル・オルブリフスキーほかが共演。

CIAに立ち向かう孤高のヒロインのソルトを演じるアンジェリーナ・ジョリーのアクションが楽しめます。

★「ソルト」(二ヶ国語)
BSテレ東 シネマクラッシュ
1月15日(水)
20:00~21:54



タイカ・ワイティティ監督が第二次世界大戦下を舞台に描いた”反ヘイト風刺劇”「ジョジョ・ラビット」、1月17日(金)公開。




タイカ・ワイティティ監督が第二次世界大戦下を舞台に描いた”反ヘイト風刺劇”「ジョジョ・ラビット」(原題 Jojo Rabbit)、1月17日(金)公開。

第二次世界大戦下のドイツを舞台に空想上の友だち”アドルフ・ヒトラー”を頼りにするいじめられっ子のジョジョは母親がユダヤ人の少女を匿っているのに気付く…
トロント国際映画祭で最高賞の「観客賞」を受賞アカデミー賞で作品賞、助演女優賞、脚色賞ほか6部門にノミネート

第二次世界大戦下のドイツを舞台に、母親と2人で暮らす10歳の少年ジョジョは空想上の友だち”アドルフ・ヒトラー”の助けを借りながら、立派な兵士になろうと奮闘するが、自宅にユダヤ人の少女が匿われていることに気づく…

「マイティ・ソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティが監督・脚本・出演を務めた”反ヘイト風刺劇”。
少年ジョジョ役には新人ローマン・グリフィン・デイヴィス、母親ロージーにはスカーレット・ヨハンソン
サム・ロックウェルトーマサイン・マッケンジーレベル・ウィルソンアルフィー・アレンほかが共演。
アドルフ・ヒトラーにはタイカ・ワイティティ
第44回トロント国際映画祭で最高賞の「観客賞」を受賞。
第92回アカデミー賞で作品賞、スカーレット・ヨハンソンが助演女優賞、脚色賞、美術賞、編集賞、衣装デザイン賞の6部門にノミネート

戦争や憎悪、差別といったテーマをえぐりながら、ハートフル・コメディとして戦時下における人々の生きる喜びを描いた”反ヘイト風刺劇”。

「ジョジョ・ラビット」公式サイト

「ジョジョ・ラビット」公開劇場リスト