6月28日はコメディ映画の巨匠メル・ブルックスの誕生日。どの作品が好きですか?

Pocket




6月28日はコメディ映画の巨匠メル・ブルックスの誕生日。どの作品が好きですか?
Mel Brooks
メル・ブルックスは1926年6月28日にニューヨークのブルックリンで生まれました。
テレビ番組などでコント作家として活躍し、1968年「プロデューサーズ」で映画監督デビュー。
その後「ブレージング サドル」「ヤング・フランケンシュタイン」「メル・ブルックス/新サイコ」「スペースボール」などを監督し、ハリウッドのコメディ映画界、パロディ映画界を象徴する存在となりました。
また2001年には自身の監督デビュー作「プロデューサーズ」をミュージカルに仕立て、ブロードウェイで歴史的な大ヒット。2005年にはそのミュージカル版を映画化しました。

「プロデューサーズ」(原題 The Producers)
The Producers (1968)
メル・ブルックスの映画監督デビュー作ゼロ・モステルジーン・ワイルダー共演でショービジネスの舞台裏をユニークに描いたコメディ。メル・ブルックスは監督、脚本
アメリカでは1968年11月10日(金)公開、日本ではソフト化のみだったのが、2000年12月23日(土)にようやく劇場公開。
出資金を騙し取ろうと失敗確実なヒトラー礼賛ミュージカルの製作に乗り出したプロデューサー・コンビが辿る顛末をコミカルに描く…
第41回アカデミー賞で脚本賞を受賞。
ショービジネスのドタバタをメル・ブルックスらしくコミカルに描いていて、1960年代のコメディの最高傑作です。

「ブレージング サドル」(原題 Blazing Saddles)
ブレージング・サドル
ジーン・ワイルダー共演の西部劇仕立ての痛快パロディ。メル・ブルックスは監督、脚本、出演
1976年2月28日(土)公開。
保安官に仕立てられた黒人奴隷のバートと監獄の常連ジムは、腹黒い知事が送り込んだ無法者たちに立ち向かう…
メル・ブルックスならではのハチャメチャな西部劇ワールド。西部劇の過激なパロディが盛りだくさん。

「ヤング・フランケンシュタイン」(原題 Young Frankenstein)
ヤング・フランケンシュタイン
ジーン・ワイルダー共演で有名なモンスター伝説を元に描いた傑作パロディ。メル・ブルックスは監督、脚本
1975年10月31日(土)公開。
フランケンシュタイン博士の曽孫フレデリックが博士の遺産を受け継ぐことになる。ルーマニアの古城を訪れた彼は、博士のノートをもとに、モンスターの創造を試みる…
「フランケンシュタイン」など往年の怪奇映画をパロりまくり、オバカで下ネタもいっぱいの超一級のエンタテインメント映画です。

「メル・ブルックス/新サイコ」(原題 High Anxiety)
メル・ブルックス_新サイコ
マデリーン・カーン共演でアルフレッド・ヒッチコックの様々なサスペンス映画をパロディ化したコメディ。メル・ブルックスは監督、脚本、出演
1978年10月21日(土)公開。
サンフランシスコ郊外の療養所に赴任して来た事から陰謀に巻き込まれる精神病理学者のソーンダイク博士の奮闘を描く…
「サイコ」の有名なシャワー・シーンや「鳥」、「めまい」「北北西に進路を取れ」など全編にわたってヒッチコックの映画をパロディ化していて楽しめます。

「スペースボール」(原題 Spaceballs)
スペースボール
ジョン・キャンディリック・モラニス共演で「スター・ウォーズ」SF映画の傑作をパロディ化したコメディ。メル・ブルックスは監督、製作、脚本、出演
1988年6月11日(土)公開。
宇宙の平和を乱し陰謀を企む悪の帝国から逃げ出した姫を救出するために奮闘する冒険家とその愛犬の活躍を描く…
「スター・ウォーズ」、「エイリアン」、「猿の惑星」などSF傑作総まくりのパロディが満載。思わずニヤリとしたくなります。

「プロデューサーズ」(原題 The Producers)
自身の監督デビュー作「プロデューサーズ」を2001年にミュージカルに仕立て、ブロードウェイで歴史的な大ヒットとなり、トニー賞で12部門と史上最多で受賞。
その舞台版をネイサン・レインマシュー・ブロデリック共演で映画化。メル・ブルックスは製作、脚本、音楽、出演。舞台版の演出、振付を担当したスーザン・ストローマンが監督
プロデューサーズ
2006年4月8日(金)に公開され、興収10億円。
全編がMGMなど黄金期のミュージカルのパロディになっていて、懐かしいミュージカルのタッチを徹底的に楽しめます…

アメリカ合衆国の文化や芸能に対する長年の貢献が称えられ、2009年にケネディ・センター名誉賞を受賞2010年にはハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星となり、2012年にはデヴィッド・リンチとともにAFI名誉博士号を授与され、2013年にはAFI生涯功労賞を受賞しました。

最近ではあまり表舞台には立っていませんが、まだまだ活躍を続けてほしい映画人の一人です。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です