日別アーカイブ: 2016年12月15日

12月16日はSF作家フィリップ・K・ディックの誕生日。原作の映画でどの作品が好きですか?




12月16日はSF作家フィリップ・K・ディックの誕生日。フィリップ・K・ディック原作の映画でどの作品が好きですか?

SF作家フィリップ・K・ディックは1928年12月16日にイリノイ州シカゴで生まれました。
「高い城の男」でヒューゴー賞を受賞。
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」「ブレードランナー」「記憶売ります」「トータル・リコール」として映画化されるなど数多くのSF作品を手掛けてきました。
Do Androids Dream of Electric Sheep

フィリップ・K・ディックの主な映画化作品は次の通りです。
「ブレードランナー」(原題: Blade Runner)
ブレードランナー
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」(Do Androids Dream of Electric Sheep?)リドリー・スコット監督ハリソン・フォード主演で映画化したSF映画の金字塔。
1982年7月3日(土)に公開され、配収2.7億円。
舞台は2019年の酸性雨が降る未来都市ロサンゼルス。反乱を起こし手配中の人造人間=レプリカントらと、彼らを追跡し命を絶つ特別捜査班ブレードランナーとの戦いが展開する…
リドリー・スコットらしい映像が満載で、後のSF映画に多大な影響を与え、現在でも様々な議論を呼び続ける映画史に残るSF映画の金字塔。何度見ても味わい深い作品です。

「トータル・リコール」(原題 Total Recall)
トータル・リコール_1990
短編「追憶売ります」(We Can Remember It for You Wholesale)ポール・バーホーベン監督アーノルド・シュワルツェネッガー主演で映画化したSFハード・アクション。
1990年12月1日(土)に公開され、配収24億円の大ヒット!!
西暦2084年。火星の夢にとりつかれた技師クエイドは夢の世界を実体験させる”リコール・マシン”を試したことから何者かに命を狙われ始める。今の記憶が植え付けられた物である事を知ったクエイドは本当の自分を探すため火星へ飛び立つ…
原作の要素を活かしつつ、ポール・バーホーベン監督ならではの独特の映像で描かれたSFアクション。アーノルド・シュワルツェネッガーの演技が光ります。

「ダイ・ハード4.0」のレン・ワイズマン監督コリン・ファレル主演でリメイク。
トータル・リコール02
2012年8月10日(金)に公開され、興収10.2億円。

「マイノリティ・リポート」(原題 Minority Report)
マイノリティ・リポート
短編「少数報告」(The Minority Report)スティーヴン・スピルバーグ監督トム・クルーズ主演で映画化したSFサスペンス。
2002年12月7日(金)に公開され、興収52.4億円の大ヒット。
2054年のワシントンDC。犯罪予防局の刑事ジョン・アンダーソンは予知能力者・プリコグの透視により犯罪を未然に防いでいた。ある日、プリコグが透視した犯人の名がジョンだったことから、予防局に追われることになる…
原作とはかなり構成が異なっていて、アクションメシーンが追加されていて、スティーヴン・スピルバーグ監督らしい凝ったビジュアルとトム・クルーズならではのアクションが楽しめる作品です。

「ペイチェック 消された記憶」(原題 Paycheck)
ペイチェック
「報酬」(En)ジョン・ウー監督ベン・アフレックアーロン・エッカート共演で映画化した近未来SFサスペンス。
2004年3月13日(金)に公開され、興収6.7億円。
多額の報酬と引き替えに、プロジェクトに関する記憶を消された男のジェニングスが陰謀に巻き込まれ、真実と失われた記憶を取り戻すため奔走する…
カーチェイスや銃撃戦などジョン・ウー監督ならではのダイナミックなアクションが楽しめます。

「NEXT ネクスト」(原題: NEXT)
NEXT
短編「ゴールデン・マン」(Golden Man)を「007 ダイ・アナザー・デイ」のリー・タマホリ監督ニコラス・ケイジ主演で映画化したタイムリミット・アクション。
2008年4月26日(土)に公開され、興収4.5億円。
2分先の未来が見える予知能力を持つ男のクリスが核爆弾テロの阻止を託され、その凶行を食い止めるべく奔走する…
刻々と迫るタイムリミットが迫る中、最後まで途切れない緊張感を体感できるアクションです。

「アジャストメント」(原題 The Adjustment Bureau)
アジャストメント
短編「調整班」(Adjustment Team)ジョージ・ノルフィ監督マット・デイモン主演で映画化したSFサスペンス。
2011年5月27日(金)に公開され、興収4.5億円。
政治家のデヴィッドがふとしたきっかけでエリースに出会い、恋に落ちる。恋に落ちる運命になかったはずの二人の運命を調整しようと追いかけ回す謎の組織「運命調整局」。デヴィッドは自分の思いを遂げることができるのか…
原作の世界観をかなり忠実に映像化されていて、マット・デイモンとエミリー・ブラントの演技が光ります。

1982年に脳梗塞のため死去されましたが、数多くのSF作品を送り出してきたフィリップ・K・ディック原作の映画でどの作品が好きですか?



ロビン・ウィリアムズ、ロバート・デ・ニーロ共演のヒューマン・ドラマ「レナードの朝」、NHK BSプレミアムで12月16日(金)放送。




ロビン・ウィリアムズロバート・デ・ニーロ共演のヒューマン・ドラマ「レナードの朝」、NHK BSプレミアムで12月16日(金)放送。

ペニー・マーシャル監督ロビン・ウィリアムズロバート・デ・ニーロ共演で実話を元に治療不能の難病に挑む医師の奮闘を描いたヒューマン・ドラマ「レナードの朝」(原題 Awakenings)
1991年4月5日(土)に公開され、配収6.5億円。
嗜眠性脳炎で30年間半昏睡状態の患者を目覚めさせるため新任医師が立ち上がる…

1969年、ブロンクス。嗜眠性脳炎で、30年間半昏睡状態のレナード。彼を目覚めさせるため立ち上がった新任ドクターのセイヤーはレナードに試験的な新薬を投与し、機能回復を試みる。そしてある朝、レナードは奇跡的な”目覚め”を迎えた…

オリヴァー・サックスの実話を基に「ビッグ」、「プリティ・リーグ」のペニー・マーシャル監督が映画化。
30年間半昏睡状態のレナード・ロウにはロバート・デ・ニーロ、マルコム・セイヤー医師にはロビン・ウィリアムズ。
ジュリー・カブナーマックス・フォン・シドーほかが共演。
第63回アカデミー賞で作品賞、ロバート・デ・ニーロが主演男優賞、脚色賞の3部門にノミネート。

人間の尊厳と愛と友情をペニー・マーシャル監督ならではの優しい眼差しで描き、ロビン・ウィリアムズ、ロバート・デ・ニーロの名演が光ります。

★「レナードの朝」(字幕スーパー)
NHK BSプレミアム
12月16日(金)
13:00~15:02



池宮彰一郎の原作を役所広司、佐藤浩市共演で映画化した「最後の忠臣蔵」、BS朝日で12月16日(金)放送。




池宮彰一郎の原作を役所広司佐藤浩市共演で映画化した「最後の忠臣蔵」、BS朝日で12月16日(金)放送。
最後の忠臣蔵
2011年12月18日(土)に公開され、興収8.4億円のヒット。
赤穂浪士として名誉の死を果たせなかったふたりの男が、使命を全うするべく生き抜いた過酷な人生を描く…

吉良邸討ち入り後、切腹を許されず、大石内蔵助から「真実を後世に伝え、浪士の遺族たちを援助せよ」との密命を受けた寺坂吉右衛門。それから16年後、吉右衛門は討ち入り前夜に姿を消したかつての友、瀬尾孫左衛門と再会する。彼もまた内蔵助からの極秘の使命により忠義を果たすため、ひたすら身を隠し生きていた…

「四十七人の刺客」の池宮彰一郎が忠臣蔵の後日譚を描いた時代小説を「北の国から 」シリーズの杉田成道監督が映画化。
四十七士の生き残りの寺坂吉右衛門には佐藤浩市、討ち入り前夜に姿を消した瀬尾孫左衛門には役所広司
可音には桜庭ななみ、大石内蔵助には片岡仁左衛門
山本耕史風吹ジュン田中邦衛伊武雅刀ほかが共演。

討ち入りの後に生き残った2人の男が忠義に生きる姿をを役所広司、佐藤浩市が熱演。武士のあるべき姿、主君への忠義、日本人が忘れかけた日本の心を思い出させる作品です。

★「最後の忠臣蔵」
BS朝日
12月16日(金)
18:20~20:54



巨匠・今村昌平監督が原爆の恐怖と悲劇を描いた「黒い雨」、NHK BSプレミアムで12月16日(金)放送。




巨匠・今村昌平監督が原爆の恐怖と悲劇を描いた「黒い雨」、NHK BSプレミアムで12月16日(金)放送。

115388_01
巨匠・今村昌平監督井伏鱒二の小説を映画化した原爆の恐怖と悲劇を描いた「黒い雨」
1989年5月13日(土)公開。
第13回アカデミー賞で最優秀作品賞、監督賞、主演女優賞ほか8部門を受賞。
1945年8月6日に広島に落とされた原爆により放射能の黒い雨を浴びてしまった女性を軸に原爆の後遺症に苦しむ人々の姿を描く…

1945年8月6日に広島に原爆が投下される。その時、郊外の疎開先にいた矢須子は直後に降ってきた真っ黒な雨を浴びてしまう。5年後、叔父夫婦に引き取られた矢須子のもとへは縁談の話が持ち込まれるが、”ピカに遭った女”という噂からいつも破談になってしまう。叔父は矢須子が直接ピカに遭っていないことを証明しようと必死になる…
https://www.youtube.com/watch?v=MTaSHakSzyQ
今村昌平監督井伏鱒二の小説を映画化。
高丸矢須子には田中好子
叔父の閑間重松には北村和夫、シゲ子には市原悦子
第13回アカデミー賞で最優秀作品賞、監督賞、田中好子が主演女優賞、市原悦子が助演女優賞、音楽賞、撮影賞、照明賞、編集賞の8部門を受賞。
黒い雨
原爆の恐怖と悲劇を忘れないためにも見ておくべき作品です。

★「黒い雨」
NHK BSプレミアム
12月16日(金)
24:15~26:20



「スター・ウォーズ」第1作でマスクを被って出演した俳優たちに焦点を当てたドキュメンタリー「エルストリー1976 新たなる希望が生まれた街」、見たいですか?




「スター・ウォーズ」第1作でマスクを被って出演した俳優たちに焦点を当てたドキュメンタリー「エルストリー1976 新たなる希望が生まれた街」(原題 Elstree 1976)、12月17日(土)より新宿武蔵野館、シネマート心斎橋、名古屋シネマテークほか全国順次公開。
「スター・ウォーズ」第1作の裏側を描いたドキュメンタリー、見たいですか?

ダース・ベイダーからカンティーナで一瞬だけ登場するエイリアンまで「スター・ウォーズ」第1作に出演した10人のキャストに迫る…

1976年夏、イギリスのエルストリースタジオにエキセントリックな衣装とヘッドギア姿の俳優たちが続々と現れた。彼らはSF映画「スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望」の撮影のために集められたのだが、その内容を知る者は誰もいなかった。ジョン・スピラ監督は当時の彼らの足跡をたどるうちに彼らが作り上げた不思議なコミュニティにたどり着く…

モス・アイズリーの酒場でハン・ソロに返り討ちにされたグリードを演じたポール・ブレイク、サンドトルーパーを演じたアンソニー・フォレスト、ストームトルーパーやXウイングパイロットを演じたローリー・グード、そしてダース・ベイダーを演じたデビッド・プラウズといった俳優たちが登場。

世界的な映画のパイオニアとして奮闘した人々の役者魂。どんな物語が語られるのか、限定公開ながら楽しみです。

「エルストリー1976 新たなる希望が生まれた街」公式サイト