日別アーカイブ: 2015年9月13日

9月13日は山田洋次監督の誕生日。監督作で一番好きなのはどの作品ですか?

9月13日は山田洋次監督の誕生日。山田洋次の監督作で一番好きなのはどの作品ですか?
山田洋次
山田洋次監督は1931年9月13日に大阪府豊中市で生まれました。
川島雄三、野村芳太郎監督の助監督を経て、1961年に「二階の他人」でデビュー。
1969年「男はつらいよ」を監督し、48作まで続いた国民的人気シリーズに。
1977年「幸福の黄色いハンカチ」では第1回日本アカデミー賞で最優秀作品賞などを受賞。
他にも「学校」シリーズ「たそがれ清兵衛」「武士の一分」「東京家族」などを監督。
2004年に文化功労者、2012年には文化勲章を受賞するなど日本を代表する監督の一人です。

山田洋次監督の代表作は次の通りです。
「男はつらいよ」
男はつらいよ
渥美清主演による”フーテンの寅”こと車寅次郎の大騒動を描いた国民的人気シリーズの第1作。
1969年8月27日(土)に公開され、配収1.1億円のヒット。
中学の時に家を飛び出した車寅次郎は、全国を渡り歩く香具師になった。両親の死を風の便りに知った寅次郎は、故郷・柴又へ久方ぶりの里帰りを果たす…
48作まで製作されたシリーズの原点の第1作。山田洋次監督の描く日本人の心はさすがです。

「幸福の黄色いハンカチ」
幸福の黄色いハンカチ
高倉健主演で刑期を終えた中年男が行きずりの若いカップルとともに妻のもとへ向かう姿を描いたロード・ムービー。
1977年10月1日(土)公開。第1回日本アカデミー賞の最優秀作品賞ほか数多くの映画賞で受賞
失恋のショックで仕事を辞めて北海道へ旅に出た欣也は、同じく傷心の朱美と炭鉱夫を名乗る勇作と知り合う。だが、勇作には秘められた過去があった…
ラストシーンはあまりにも有名ですが、涙せずにはいられない感動作。何度見ても色あせることのない日本映画史に残る不朽の名作です。

「学校」
学校
西田敏行主演で東京の下町にある夜間学校を舞台に様々な境遇の生徒と教師の交流を描いたドラマ。
1993年11月6日(土)に公開され、配収7億円。
東京下町の一角にある夜間学校の教師の黒井は卒業間近の生徒たちに卒業文集のための作文を書かせながら、彼らひとりひとりとの思い出を振り返っていく。そんな折、クラスの一人が死んだという報がもらたされる…
山田洋次監督が15年間温めてきた夜間学校を題材にした企画を映画化したドラマだけあって、様々な境遇の生徒たちと教師との交流を温かく描きながら、現実社会の厳しさや人間への讃歌を奏でた名作です。

続編として1996年「学校Ⅱ」(配収6億円)、1998年「学校Ⅲ」(配収4.3億円)、2000年「十五才 学校Ⅳ」(興収10.5億円)が公開。
十五才 学校Ⅳ

「たそがれ清兵衛」
たそがれ清兵衛
藤沢周平の原作を真田広之主演で映画化した時代劇。
2002年11月2日(土)に公開され、興収16億円のヒット。
国内の数々の賞を独占し、第76回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた日本映画史に残る時代劇の最高傑作。
幕末に生きた名もない下級武士とその家族の姿を、徹底したリアリズムの中で叙情溢れるタッチで描く…
幸せについてしみじみと考えてしまう、山田洋次監督らしい演出で見せてくれる見応えのある時代劇です。

「武士の一分」
武士の一分
「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」に続く藤沢周平原作時代劇の第3弾木村拓哉主演で役目のため失明した下級武士を支える妻と中間、そして一分を通すため復讐に挑む侍の姿を描く…
2006年12月1日(金)に公開され、興収41.1億円の大ヒット。
藩主の毒見役を務め、食中毒で視力を失った三村新之丞。失意に暮れる夫を献身的に支えていた妻の加世は、今後の相談のため上級武士である島田のもとを訪ねる…
夫婦の愛の物語であり、白刃閃く復讐譚も描かれていて、山田洋次監督らしい作品です。

「東京家族」
東京家族02
小津安二郎監督の傑作「東京物語」をモチーフに現代の東京に生きる家族の姿を描いたドラマ。
2013年1月19日(土)に公開され、興収15.6億円のヒット。
瀬戸内海の小島で暮らす平山周吉と妻のとみこは、子供たちに会うために上京し、長男の家に集った家族は久々に顔を合わせる…
山田洋次監督らしく、優しく、ときには冷淡に現代の日本人の家族の姿を描きだしていて、見終わった後に感動させられつつも、現代の日本人の家族の姿について考えさせられる、そんな作品に仕上がっています。

最新作は井上ひさしの戯曲吉永小百合二宮和也共演で映画化したヒューマン・ドラマ「母と暮せば」
母と暮せば
2015年12月12日(土)公開。
原爆で壊滅的な被害を受けた長崎を舞台にこの世とあの世の人間が織り成す不思議な物語を描き出す…

他にも数多くの作品を監督し、日本を代表する監督の一人です。
山田洋次の監督作で一番好きなのはどの作品ですか?



トム・ハンクス製作・監督・脚本・主演のハートフル・ストーリー「幸せの教室」、NHK BSプレミアムで14日(月)放送。

トム・ハンクス製作・監督・脚本・主演のハートフル・ストーリー「幸せの教室」、NHK BSプレミアムで9月14日(月)放送。
幸せの教室
トム・ハンクスが製作・監督・脚本・主演ジュリア・ロバーツ共演で、今を生きる大人たちに明日への希望を贈るハートフル・ストーリー「幸せの教室」(原題 Larry Crowne)
2011年1月15日(土)に公開され、興収14.2億円のヒット。
リストラされた中年男性のラリーは一念発起で大学へ入り、人生の再出発を図る中で織りなす個性豊かな学生たちとの交流や女性教師との恋を描く…

学歴を理由にリストラされた仕事大好きなラリー・クラウン。いきなりのリストラに最初はすっかり意気消沈しつつも、再就職のためにスキルアップを図るべく、短期大学に入学。初めてのキャンパスで年齢も境遇も違う様々な人々と出会い、学び、全てが新鮮で充実した毎日を過ごし始める…

トム・ハンクスが「すべてをあなたに」(1996年)以来、久しぶりに監督、脚本、主演、および製作を担当。
中年男性のラリーにはトム・ハンクス、教えることへの熱意を失くした教師のメルセデスにはジュリア・ロバーツ
ラリーに新しい刺激を与えてくれるタリアにはググ・バサ=ロー
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のタラジ・P・ヘンソン、「ジャッキー・ブラウン」のパム・グリアほかが共演。

いつもポジティブなラリーの生き方を見ていると、これからでも何か始めようという気持ちにさせてくれます。

★「幸せの教室」(字幕スーパー)
NHK BSプレミアム
9月14日(月)
21:00~22:39



植木等主演の名作「ニッポン無責任時代」、NHK BSプレミアムで14日(月)放送!!

植木等主演の名作「ニッポン無責任時代」、NHK BSプレミアムで9月14日(月)放送!!
ニッポン無責任時代
クレージーキャッツの植木等主演による”無責任”シリーズ第1弾「ニッポン無責任時代」
1962年7月29日(土)公開。
驚異的な要領の良さで、スイスイと世の中を渡っていくサラリーマンの平均(たいらひとし)を軽快に描く…

競馬でしくじって会社をクビになった平均(たいらひとし)は、口八丁手八丁で会社社長に取り入り、まんまと社員となる。だが会社は新社長に乗っ取られ、平はまたもやクビに。それでもまったくめげない彼は、あらゆるトラブルを軽妙にかわし、出世街道を登っていく…

平均(たいらひとし)には植木等
ハナ肇谷啓、そして重山規子、団令子、中島そのみの”お姫ちゃんトリオ”ほかが共演。
“無責任”シリーズの古澤憲吾が監督
主題歌は「無責任一代男」、「ハイ、それまでョ」

「無責任一代男」や「スーダラ節」、「ハイ、それまでョ」の歌に乗って、繰り広げられる平均(たいらひとし)の出世街道まっしぐら。植木等の名作です。

★「ニッポン無責任時代」
NHK BSプレミアム
9月14日(月)
13:00~14:28



アン・ハサウェイ、ロバート・デ・ニーロ共演のハートフル・ドラマ「マイ・インターン」の最新予告編はもう見ましたか?

ナンシー・マイヤーズ監督アン・ハサウェイロバート・デ・ニーロ共演で描いたハートフル・ドラマ「マイ・インターン」(原題 The Intern)、10月10日(土)公開。
最新予告編が公開されていますが、もう見ましたか?
マイ・インターン
ファッションサイトのCEOとして活躍する女性が40歳年上の男性アシスタントとの交流を通して成長していく…

ニューヨークに拠点を置く人気ファッションサイトのCEOを務めるジュールス。仕事と家庭を両立させながら誰もが羨むような人生を歩んでいたが、ある日人生最大の試練が訪れる。そんな時、会社の福祉事業で雇われたシニアインターンのベンが、ジュールスのアシスタントに就く。ジュールスは人生の大先輩であるベンから様々な助言をもらい、次第に心を通わせていく…

ファッションサイトのCEOのジュールスにはアン・ハサウェイ
シニアインターンのベンにはロバート・デ・ニーロ
レネ・ルッソほかが共演。
「恋愛適齢期」、「ホリデイ」のナンシー・マイヤーズが監督・脚本
The Intern
ナンシー・マイヤーズ監督がアン・ハサウェイ、ロバート・デ・ニーロ共演でどんなドラマを見せてくれるのか、楽しみです。

「マイ・インターン」公式サイト