6月22日はメリル・ストリープの誕生日。出演作でどの作品が好きですか?
メリル・ストリープは1949年6月22日にニュージャージー州で生まれました。
舞台俳優としてキャリアをスタートさせ、1977年「ジュリア」で映画デビュー。
1979年「クレイマー、クレイマー」でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞の助演女優賞を受賞。
数多くの作品でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞などで受賞、ノミネートされるなど幅広く活躍しています。
メリル・ストリープの主な主演作は次の通りです。
★「ソフィーの選択」(原題 Sophie’s Choice)
アラン・J・パクラ監督がケヴィン・クライン共演でホロコーストを題材に描いたドラマ。
1983年10月15日(土)に公開され、配収2億円。
駆け出しの作家のスティンゴはソフィーというユダヤ人女性と知り合う。彼女には誰にも語ることの出来ない恐るべき過去があった。それは、彼女の人生を大きく左右する第一の選択であった…
メリル・ストリープはナチの強制収容所から逃げのびたソフィーを熱演し、第55回アカデミー賞、第40回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の主演女優賞を受賞。
ホロコーストを題材にメリル・ストリープの圧倒的な演技が感動をさらに深くしてくれます。
★「愛と哀しみの果て」(原題 Out of Africa)
シドニー・ポラック監督がロバート・レッドフォード共演で描いたラブ・ロマンス。
1986年3月15日(土)に公開され、配収11.3億円。
20世紀初頭のアフリカを舞台に、愛と冒険に生きたひとりの女性の生き様を描く…
第58回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、作曲賞、美術監督・装置賞、音響賞の7部門を受賞。
メリル・ストリープはケニアに渡って来たデンマーク人の令嬢カレン・ブリクセンを演じ、第58回アカデミー賞、第43回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の主演女優賞にノミネート。
波乱万丈のストーリー、アフリカの雄大な景観。正義感が強く、信念を持ったカレンを演じるメリル・ストリープの演技が光ります。
★「マディソン郡の橋」(原題 The Bridges of Madison County)
世界中で大ベストセラーとなった小説をクリント・イーストウッドが監督・主演を務めて映画化したラブ・ストーリー。
1995年9月1日(土)に公開され、配収23億円。
アイオワ州マディソン群の片田舎に住む主婦と橋を撮りに訪れた中年カメラマンとの4日間という短くも燃えるような恋を描く…
メリル・ストリープは主婦のフランチェスカを演じ、第68回アカデミー賞、第53回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の主演女優賞にノミネート。
全編アイオワ州マディソン郡で撮影された映像は詩的な美しさに満ちあふれ、クリント・イーストウッドとメリル・ストリープの名演が光る大人のラブ・ストーリーです。
★「プラダを着た悪魔」(原題 The Devil Wears Prada)
デヴィッド・フランケル監督がアン・ハサウェイ共演で描いた等身大の女性のサクセス・ストーリー。
2006年11月18日(土)に公開され、配収17億円。
恋に仕事にがんばる女性の等身大の悩みを、華やかなファッション業界を舞台にゴージャス&ユーモラスに描く…
メリル・ストリープは”RUNWAY”のカリスマ編集長のミランダを熱演し、第79回アカデミー賞主演女優賞にノミネート、第64回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞を受賞。
ケイティー・タンストールの”Suddenly I See”、マドンナの”Jump”、”Vogue”やU2、アラニス・モリセットなどの歌など見所が満載。アシスタントのアンディの成長する姿とカリスマ編集長のミランダの仕事へのプライドを見ていると成功へのヒントが見えてきます。
★「マンマ・ミーア!」(原題 Mamma Mia)
フィリダ・ロイド監督がABBAのヒットナンバーをベースに構成され世界中で大ヒットとなったミュージカルをアマンダ・セイフライド共演で映画化。
2009年1月30日(金)に公開され、興収26億円。
ギリシャのリゾート地を舞台に、結婚式を目前に控えた娘ソフィーとその母親をめぐる24時間の一騒動を歌と踊りで陽気に描く…
メリル・ストリープは結婚式を目前に控えた娘の母親のダナを演じ、歌声も披露。第66回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞にノミネート。
アマンダ・セイフライドとメリル・ストリープは劇中で使用されたABBAの楽曲を吹き替えなしで歌声を披露。ABBAのヒットナンバーにダンスともに最高に楽しめるミュージカルです。
★「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(原題 The Iron Lady)
フィリダ・ロイド監督が英国史上初の女性首相マーガレット・サッチャーの栄光と挫折を描いたドラマ。
2012年3月16日(金)に公開され。興収9.5億円。
1979年の就任以来、強気の姿勢でイギリスを導いて”鉄の女”と称されたサッチャーの誰もが知る姿と、その裏に隠された孤独な一面を描く…
メリル・ストリープはマーガレット・サッチャーを若かりし頃から晩年までを演じ、彼女の迫真の演技を披露し、第84回アカデミー賞と第69回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の主演女優賞を受賞。
メリル・ストリープのサッチャーぶりはすばらしく、若かりし頃から晩年までを熱演していて、この演技を見るだけでも価値のある作品です。
★「イントゥ・ザ・ウッズ」(原題 Into The Woods)
ロブ・マーシャル監督がエミリー・ブラント、アナ・ケンドリック共演でディズニーが”おとぎ話の主人公たち”のその後を描いた大人のための”アフター・ハッピーエンド”ミュージカル。
2015年3月14日(土)に公開され、興収24億円。
魔女のせいで、子どもを授かれないパン屋の夫婦が、呪いを解くため森の中へ。そこでシンデレラ、赤ずきん、ラプンツェルといったおなじみの童話の主人公たちに出会う…
メリル・ストリープは魔女を怪演、パン屋の夫婦に子供が授からない呪いをかけたが、同時に自分自身も呪いによって醜く年老いた姿に変わってしまう…
豪華俳優陣が共演。童話の主人公たちのその後をシニカルに描いた大人向けのおとぎ話。音楽が全編を彩る豪華なミュージカルが楽しめます。
★「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」(原題 The Post)
スティーヴン・スピルバーグ監督がトム・ハンクス共演で国防省の最高機密文書を題材に描いた社会派ドラマ。
2018年3月30日(金)に公開され、興収6.2億円。
ベトナム戦争が泥沼化する1971年、政府がひた隠す真実を明らかにすべくジャーナリストたちが奔走する…
メリル・ストリープはワシントン・ポストの発行人のキャサリン・グラハムを熱演し、第90回アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされ、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞で主演女優賞を受賞。
報道に対する政府の圧力、そしてジャーナリストたちの抵抗。スティーヴン・スピルバーグ監督が「今、撮るべき作品」として撮影を敢行した渾身の一作。サスペンス満点で緊張感あふれる展開。今だからこそさらに考えさせられます。
他にも「めぐりあう時間たち」、「ジュリー&ジュリア」など数多くの作品に出演し、印象深い役どころを次々に演じてきました。
これからもさらなる活躍が期待されるメリル・ストリープ。出演作でどの作品が好きですか?