日別アーカイブ: 2017年5月10日

5月11日は映画芸術科学アカデミーが発足した日。アカデミー賞作品賞受賞作でどの作品が好きですか?




5月11日は映画芸術科学アカデミーが発足した日。アカデミー賞作品賞受賞作でどの作品が好きですか?
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1927年5月11日に映画芸術科学アカデミーは非営利組織として36人の会員により創立されました。
その年に第1回アカデミー賞が発表され、2017年で第89回。世界で一番権威のある映画賞となっています。
アカデミー賞作品賞受賞作でどの作品が好きですか?

WatchMojo.comが2014年にアカデミー賞作品賞受賞作のベスト10を発表。
1位はフランシス・F・コッポラ監督、アル・パチーノ主演「ゴッドファーザー PARTⅡ」。2位はピーター・ジャクソン監督「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」。続いてジョナサン・デミ監督「羊たちの沈黙」、スティーブン・スピルバーグ監督「シンドラーのリスト」「カッコーの巣の上で」「ディパーテッド」

このアカデミー賞作品賞受賞作ベスト10の映像は英語版ですが、かなり見応えのある映像になっていて必見です。

WatchMojo.comが選出したアカデミー賞作品賞受賞作品のベスト10は次の通りです。
1位 「ゴッドファーザー PARTⅡ」(原題 The Godfather PartⅡ)
ゴッドファーザーPARTII
フランシス・F・コッポラ監督アル・パチーノロバート・デ・ニーロ共演でマフィアのコルレオーネ一家の闘争や盛衰を描いたシリーズ第2弾。
1975年4月26日(土)に公開され、配収8.19億円のヒット。
亡き父のあとを継ぎドンとなったマイケルの苦悩と復讐を、父ビトーの少年時代からやがて一大ファミリーを築くまでのエピソードを交えて描く…
第48回アカデミー賞で作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞、美術賞、作曲賞の6部門を受賞。
「ゴッドファーザー<愛のテーマ>」に乗って繰り広げられるマフイア映画の王道。ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノの迫真の演技がさらに深くしてくれます。

2位 「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」(原題 The Lord of the Rings The Return of the King)
ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
20世紀最高の文学として知られるJ.R.R.トールキン原作による「指輪物語」をピーター・ジャクソン監督が完全映画化した「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ3部作の完結編。
最終章は2004年2月14日(土)に公開され、興収103億円の大ヒット。
世界を滅ぼす魔力を持つ指輪を葬り去ろうとするフロドとアラゴルンやガンダルフたちの冥王サウロンとの命がけの決戦を描く…
第76回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、作曲賞、歌曲賞、美術賞、衣裳デザイン賞、メイクアップ賞、視覚効果賞、音響賞、編集賞の11部門と「ベン・ハー」と「タイタニック」に並ぶ史上最多の受賞。
フロドたちの旅の終結がシリーズの完結編にふさわしい壮大なスケールで繰り広げられ、圧倒されます。

3位 「羊たちの沈黙」(原題 The Silence of the Lambs)
羊たちの沈黙
トマス・ハリスの小説ジョナサン・デミ監督ジョディ・フォスターアンソニー・ホプキンス共演で映画化したサイコ・スリラー。
1991年6月22日(土)に公開され、配収7.7億円。
FBI訓練生のクラリスが精神病院に監禁中の天才精神科医の遠隔捜査を受け、連続誘拐殺人事件の解明に挑む…
第64回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞の5部門を受賞。
映画史に刻まれるサイコ・スリラーの金字塔ともいえる作品で、ジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスの迫真の演技が光ります。

4位 「シンドラーのリスト」(原題 Schindler’s List)
シンドラーのリスト
スティーブン・スピルバーグ監督リーアム・ニーソン主演でホロコーストの真実を描いた戦争ドラマ。
1994年2月26日(土)に公開され、配収20.5億円のヒット。
第二次大戦下、1200人のユダヤ人をナチスの虐殺から救った実在のドイツ人実業家、オスカー・シンドラーの姿を描く…
第66回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、作曲賞、美術賞、編集賞の7部門を受賞。
3時間を超す長尺をまったく飽きさせないスティーブン・スピルバーグ監督の構成力と演出力。ホロコーストの真実を描いたドラマには胸を震わせられます。

5位 「カッコーの巣の上で」(原題 One Flew Over the Cuckoo’s Nest)
カッコーの巣の上で
K・キージーのベストセラーをミロス・フォアマン監督ジャック・ニコルソン主演で映画化したヒューマン・ドラマ。
1976年4月3日(土)に公開され、配収7億円。
強制労働から逃れるため狂人を装い、精神病院に連れて来られたマクマーフィ。しかしそこにはさらに悲惨な状況が待っていた…
第48回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞の5部門を受賞。
「生きることの喜び」に目覚めた人々の姿を描いた名作中の名作。ジャック・ニコルソンの演技が光ります。

6位 「ディパーテッド」(原題 The Departed)
ディパーテッド
アジア諸国で記録的ヒットを飛ばした香港映画「インファナル・アフェア」をマーティン・スコセッシ監督レオナルド・ディカプリオマット・デイモン共演で新たな作品として作り上げたクライム・サスペンス。
2007年1月20日(金)に公開され、興収15.6億円。
警察に潜入したマフィアの男と、マフィアに潜入した警察の男、対照的な2人を待ち受ける皮肉な運命を描く…
ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ、マーティン・シーンほかが共演。
第79回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、編集賞の4部門を受賞。
「インファナル・アフェア」をマーティン・スコセッシらしい解釈でリメイクしていて、レオナルド・ディカプリオとマット・デイモンの共演や重厚なドラマが楽しめるクライム・サスペンスの傑作です。

7位 「カサブランカ」(原題 Casablanca)
カサブランカ
マイケル・カーティス監督ハンフリー・ボガートイングリット・バーグマン共演で描いた永遠のラブ・ストーリー。
日本では1946年6月20日(土)公開。
第二次大戦下のカサブランカで身を焦がすような恋に落ちながらも引き裂かれた男女の愛を描く…
第16回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞の3部門受賞。
主題歌”As Time Goes By”は、今も歌い継がれている名曲で、今だ色あせることのない永遠のラブ・ストーリーです。

8位 「ノーカントリー」(原題 No Country for Old Men)
ノーカントリー
ジョエル&イーサン・コーエン兄弟が監督・脚本・製作トミー・リー・ジョーンズハビエル・バルデム共演で執拗なまでに標的を追いつめる殺人マシーンから狙われた人々の運命を描いたサスペンス・ドラマ。
2008年3月15日(金)に公開され、興収3.4億円。
80年代、メキシコ国境沿いのテキサスを舞台に、ギャングたちの大金を奪った男と彼を追う殺し屋、事件の謎に迫る保安官の姿を描く…
第80回アカデミー賞で作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞の4部門受賞。
ハビエル・バルデム演じる冷酷無比な殺人鬼が齎す圧倒的な暴力描写が話題になり、批評家たちからも絶賛を受け、コーエン兄弟の監督としての名声をより確固たるものにした傑作です。

9位 「グラディエーター」(原題 Gladiator)
グラディエーター02
リドリー・スコット監督ラッセル・クロウ主演でローマ帝国の時代、将軍から剣闘士となった男の数奇な運命を描いた史劇スペクタクル大作。
2000年6月17日(土)に公開され、興収15.6億円。
巨大ローマ帝国に敢然と闘いを挑んだ、一人の剣闘士(グラディエーター)の姿を壮大なスケールで描く…
第73回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、衣装デザイン賞、録音賞、視覚効果賞の5部門受賞。
何度見ても色あせることのない歴史スペクタクル超大作。リドリー・スコットらしい映像とラッセル・クロウの演技は見所です。

10位 「戦場にかける橋」(原題 The Bridge on The River Kwai)
戦場にかける橋
デビッド・リーン監督アレック・ギネス主演で描いた戦争映画の傑作。
1957年12月22日(土)に公開され、配収2.12億円。
第二次世界大戦中のビルマ・タイ戦線で敵味方という憎悪を乗り越え、クワイ河の架橋建設工事に取り組む日英両軍人の人間ドラマを壮大なスケールで描く…
第30回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、主演男優賞、編集賞、撮影賞、作曲賞の7部門を受賞。
主題曲「クワイ河マーチ」のメロディーとともに記憶に残る戦争映画の傑作です。

なかなか興味深いベスト10になっていますが、どういう基準で選んだのかが気になります。
アカデミー賞作品賞受賞作でどの作品が好きですか?



マコーレー・カルキン、アンナ・クラムスキー共演のセンチメンタルな初恋物語「マイ・ガール」、NHK BSプレミアムで5月11日(木)放送。




マコーレー・カルキンアンナ・クラムスキー共演のセンチメンタルな初恋物語「マイ・ガール」、NHK BSプレミアムで5月11日(木)放送。
マイ・ガール
マコーレー・カルキンアンナ・クラムスキー共演のセンチメンタルな初恋物語「マイ・ガール」(原題 My Girl)
1992年3月7日(土)に公開され、配収8億円。
1972年の夏休み。祖母と暮す少女ベーダはパパの葬儀社に雇われた女性とパパの間に愛が芽生えたことを知り、大ショック…

11歳の少女ベーダは父親ハリーと祖母の3人暮らし。ある日、ハリーが営む葬儀社に、メーク係の女性シェリーが雇われるが、ベーダは次第に父とシェリーの関係が親しくなるのに不安を抱く。そんな彼女の心の支えとなってくれたのは、幼なじみの少年トーマス。2人はいつも一緒に遊び、いつしかベーダにとってトーマスは大切な存在となっていく…

「プライベート・ベンジャミン」のハワード・ジフ監督が描いた11歳の多感な少女と幼なじみの少年とのセンチメンタルな初恋物語。
11歳の少女ベーダにはアンナ・クラムスキー。幼なじみの少年トーマスにはマコーレー・カルキン
父親ハリーにはダン・エイクロイド

テンプテーションズの”My Girl”のメロディに乗せて繰り広げられる淡くて幼い初恋物語。少女の心の動きを爽やかに描いた名作です。

★「マイ・ガール」(字幕スーパー)
NHK BSプレミアム
5月11日(木)
13:00~14:43



「午前十時の映画祭8」、5月13日(土)からは「巨匠の華麗なテクニック」として「雪之丞変化」、「アンタッチャブル」を上映。




「午前十時の映画祭8」、5月13日(土)からは「巨匠の華麗なテクニック」として「雪之丞変化」「アンタッチャブル」を上映。

世界の名作を毎朝10時より上映する「午前十時の映画祭」。8回目を迎える「午前十時の映画祭8」は51週にわたって実施。新しい外国映画16作、日本映画7作を含めた合計29本をラインナップ。
あの名作を大スクリーンで楽しむのもいいかも。

「雪之丞変化」
Group A: 5月13日(土)~5月26日(金)
Group B: 5月27日(土)~6月9日(金)

舞台化された三上於菟吉の時代小説市川崑監督長谷川一夫市川雷蔵山本富士子ほか豪華俳優共演で映画化した時代劇。
1963年1月13日(土)公開。
冤罪で父親を殺された武士の雪之丞が上方歌舞伎の女形に扮し、正義の盗賊の闇太郎の助けを借りて、父の敵の土部三斉への復讐を遂げていく…
長谷川一夫300本記念作品。長谷川一夫は復讐を誓う女形の雪之丞と侠盗の闇太郎の二役を力演、市川崑監督が光と闇のコントラストを活かしたスタイリッシュで華麗な映像美を作り上げました。
予告編です。

「アンタッチャブル」(原題 The Untouchables)
Group B: 5月13日(土)~5月26日(金)
Group A: 5月27日(土)~6月9日(金)

ブライアン・デ・パルマ監督ケビン・コスナーロバート・デ・ニーロショーン・コネリー共演で暗黒街の帝王、アル・カポネの摘発に乗り出した若き財務省の捜査官の戦いを描いたドラマ。
1987年10月7日(土)に公開され、配収17.5億円。
1930年代のシカゴ。禁酒法取締のため、財務省の捜査官のエリオット・ネスは3人の仲間と共にアル・カポネ摘発に乗り出す…
第60回アカデミー賞、第45回ゴールデン・グローブ賞でショーン・コネリーが助演男優賞を受賞。
1930年代のシカゴを見事に再現した美術、鮮烈なエンニオ・モリコーネの音楽、個性的なキャスト陣の共演。ブライアン・デ・パルマ監督の独特のスタイルで描いた傑作です。

上映劇場の詳細は公式サイトでご確認ください。

「午前十時の映画祭8」公式サイト



アカデミー賞で脚本賞、主演男優賞を受賞。ケイシー・アフレック主演「マンチェスター・バイ・ザ・シー」、見たいですか?




ケネス・ロナーガン監督ケイシー・アフレック主演で描いたヒューマン・ドラマ「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(原題 Manchester by the Sea)、5月13日(土)公開。
ケイシー・アフレックがアカデミー賞主演男優賞を受賞、見たいですか?

便利屋のリーが兄の死をきっかけに故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに戻り、16歳の甥の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく…
第89回アカデミー賞で脚本賞、主演男優賞を受賞。

ボストン郊外で便利屋として生計を立てるリー・チャンドラーは漁師の兄の死をきっかけに故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに戻る。兄の死を悲しむ暇もなく、兄が残した16才の息子・パトリックの後見人も引き受けなければならくなり、心を閉ざしてしまうような辛い過去を抱えていたリーと思春期のパトリックが様々な困難に立ち向かっていく…

「ギャング・オブ・ニューヨーク」でアカデミー賞脚本賞にノミネートされたケネス・ロナーガンが監督・脚本マット・デイモンがプロデュースしたヒューマン・ドラマ。
便利屋のリー・チャンドラーにはケイシー・アフレック
兄の息子のパトリックにはルーカス・ヘッジズ、 リーの元妻ランディにはミッシェル・ウィリアムズ
カイル・チャンドラーカーラ・ヘイワードほかが共演。

第89回アカデミー賞で脚本賞、ケイシー・アフレックが主演男優賞を受賞。

第74回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門で主演男優賞ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞で作品賞、主演男優賞、脚本賞、ブレイクスルー演技賞の4部門、第82回ニューヨーク映画批評家協会賞第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞で主演男優賞、助演女優賞、脚本賞の3部門を受賞するなど数多くの映画賞を受賞。



アカデミー賞で主演男優賞を受賞したケイシー・アフレックがどんな演技を見せてくれるのか、楽しみです。

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」公式サイト

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」公開劇場リスト