カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞「聖なるイチジクの種」(原題 The Seed of the Sacred Fig)、2月14日(金)公開。
テヘランで家庭内で消えた一丁の<銃>を巡って家族も知らない家族の顔が炙り出されていく…
テヘランで妻や2人の娘と暮らすイマンは念願の予審判事への昇進を喜ぶものの、仕事の内容の実態は反政府デモの逮捕者を不当に処罰するのが主な業務だった。ある日、護身用に国から支給された銃が家の中で消え、当初はイマンによる紛失だと思われたが、妻のナジメ、長女のレズワン、二女のサナに疑惑が生じ始める…
「悪は存在せず」などで国際的に高く評価されながらも母国イランでは自作映画で政府を批判したとして有罪判決を受けたモハマド・ラスロフが監督。
ミシャク・ザラ、ソヘイラ・ゴレスターニ、マフサ・ロスタミ、セターレ・マレキほかが出演。
第77回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞受賞、第97回アカデミー賞で国際長編映画賞ドイツ代表に選出。
2022年に1人の女性の不審死をきっかけに起きた抗議運動を背景に、実際の映像も盛り込みながら描き出す…